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感想 二木先生  夏木 志朋 ペドフィリア(小児性愛)の先生と他人とは何か違う変わり者の生徒の濃密な関係性がとても好感が持てます。

子供の時に変態に悪戯されトラウマになり大人になってから事件を起こすという話しはよくありますが、こういうペドフィリア(小児性愛)の先生が生徒との間に生じた友情を描く物語は斬新です。

広一は高校生。みんなとは何かが違う。変な奴と思われている。
そんな彼が、たまたま二木先生が漫画家を兼業していることに気づく。
小児性愛を描いた変態のような漫画だ。

当然、そんなものは書店で高校生は買えない。だから万引きしそれがバレ先生が呼ばれる。

そこから、俺は先生の秘密を知っている・・・という脅迫関係に。
俺を認めてくれ・・・・というのが広一の願いだった。

先生のほうも、ちゃんと認められるようなことを彼がしないと認められないと言う。
それで彼が好きな小説を書き、先生が指導するという関係ができる。

きみ、結構、いやらしいよね。性格が


先生のこの言葉が広一を表現していると思う。

そんな性格の悪い広一を真剣に先生は指導する。いつしか脅迫関係が友情関係のようになっていき、彼は小説に没頭する。

無難な着地で終わると思いきや、ラストで衝撃的な展開になる。
広一が隠し持っていた先生の衝撃的な告白のデーターを吉田に聞かれる。

この核弾頭のインパクトたるや最強で、教室はパニックになり魔女裁判さながらになる。
変態、きもー、みんなに謝れ・・・・。

ここで二人の関係がどう動くか、作品そのものの評価につながるシーンとなる。広一のとった行動が鳥肌ものでした。



2024 10 2


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