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感想 777トリプルセブン 伊坂 幸太郎 殺し屋シリーズ最新作。前作は傑作で新幹線でしたが、今回はホテルが舞台。個性的な殺し屋が集結し殺しあいになる話し。

超高級ホテルの一室にプレゼントを届けるという「簡単かつ安全な仕事」のはずだったのに・・・。
殺し屋シリーズ最新作。
殺し屋天道虫は、また、やっかいごとに巻き込まれます。

似顔絵を届けたのですが、その人は絵と別人、さらに、彼に襲い掛かってくる。
で、無意識に殺してしまいます。

その男は殺し屋でした。
それも良い方の陣営。

記憶力抜群の紙野という女性が拉致されようとしています。
吹き矢を扱う美男美女の6人がやってくる。
そんな紙野を助ける年寄りの殺し屋の女性、彼女の手助けをする二人の殺し屋。
その二人の内の一人を天道虫が殺害してしまうのです。

ひょんなことから、天道虫は紙野を助ける勢力に巻き込まれて、その騒動の渦中の人物になっていく。彼らの仲間を正当防衛ではあるが殺害したという負い目があるのです。

いつものように無軌道に話しは動き、バラバラだった人たちが、その目的、意図が明らかとなり最終的には事件が解決するという話しです。

前作は新幹線、今回はホテルが舞台ですが、正直に言って前作は映画化もされるほどの傑作でしたが、本作は面白さという点でもキレでも劣る作品でした。

恩知らずは運に見放される。


今回のキーワードはコレです。
天道虫は、この言葉通り紙野を見捨てずに火中の栗を拾うようなことをします。
最後はやられますが、ラッキーが重なり助かります。

恩知らずではなかったので、運が味方をしたということなのかな。



2024 9 18




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