ブランディングにおける必須の『思想の浸透』を定義する。〜人が語りたくなるブランドにあるもの〜
『ブランディングをしたい。』というご相談に関して、デザインだけ綺麗な体裁を整えたいとかよりも、最近は、思想の浸透を目指したブランディングを目指して行きたいといったご相談をいただくことが最近は増えてきました。
ちなみに、以前こちらで書いたnoteを読んでお問い合わせいただく方がほとんどなので、言葉にして伝えるって大事…!と思ってます。
そこで、言葉の定義なしには、相互の意味合いが曖昧になってしまうことも多々あるので、この『思想の浸透するブランドとは??』といったところを改めてこのnoteにて定義していこうと思っております。
思想の浸透まで行ったブランディングは、結果的に、思想に共感した理想のお客様が増えたり、同じ価値観を持ったブランドを成長する仲間が増えることに繋がります。
またリピートや口コミを増やしたいというのは、事業を行なっている人は望む人は多いと思うのですが、思想の『浸透』がされていないと、1回の購入で終わってしまい、また、新規顧客の獲得にエネルギーを使い続けることになります。
逆に『浸透』がされていると、何度もリピートされたり、口コミによって、お客さまがお客さまを連れてくる流れが生まれることにも繋がっていくのです。
思想の浸透している範囲以上にビジネスは大きくはならない。
思想の浸透している状態って、この図のように、この土台部分をどこまで構築できているかが、 その上で繰り広げられる『ビジネスのステージ』に直結するのです。
ちなみに、これは、フライパンが大きいほど、 大きなクレープが焼けるのと同じ理論です。
そして、さらにビジネスの部分も、細かくステージが分かれている状態だと考えているのですが、以下のように考えています。
この図には、大事なことが2つあります。
ポイント1→思想が浸透していないとステージ2止まり。
上の図のポイント1のところなのですが、『思想が浸透していないもの』はステージ2止まりになります。
思想の浸透していると、反応を作り、商品の購入に繋がり、そのリピートを産み、第三者に良さを伝え、その購入者以外の人がさらに、良さを伝えるという流れを作ることができます。
ただ、思想の浸透がされていないと、買って終わりになる可能性が高いです。
思想の浸透がないものは、ただの売買行為です。
(良い悪いではありません。私も生活必需品で特にこだわりがないものに関しては、そこらへんのスーパーなどで安いものを選択するということをしますが、どこで買っても良いような、こだわりがないものに関しては、ブランド化されていない、売買行為と言っています。)
自分のブランドづくりが、ただの売買行為になっていないか?ということは重要な要素です。
ポイント2→ステージ5からが本番。
はじめて商品を受け取った人の姿が、提供者から見えなくなってからが『本番』なのです。
なぜかというと、提供者を介さない形で、いかに『機能する口コミ』が作動するのか?という部分が、これからさらに深く浸透していくことを考えるには、必要不可欠。
提供者がその時に、唯一託せるのが『言葉』なのですが、この、商品の良さを語る時に用いられる言葉を提供者側が言語化していないと、どう口コミしてもらいたいか?と言ったところがミスマッチして想定する広がり方をなさないことも考えられます。
機能だけの共感だと、リピートして買い続けるということには繋がりづらく、人が語り手となっていくためには、思想の浸透と比例するのです。
拡大をどこまで組めるのかは、思想の浸透に比例するので、思想の浸透がブランドの健全な拡大における全てと言っても過言ではありません。
口コミで広がっていくビジネスには、何が存在するのか?
上の図のステージ5以上に行くためには、自分を介さない誰かが介入するので、『言葉に託す』ことが本当に大事です。
商品の良さ、特徴、連れていく未来を語る言葉などなど、言語化すべきことはたくさんありますが、第三者視点の言葉づくりというものは今後ますます必須担って行くと思っています。
また、言葉といっても、人が口コミしたくなるのは、もはや『機能的価値』だけではないのです。
今後は、そもそも、第三者が言葉にしたくなるような、感情がどれだけ動いたか?といった体験を伴う、『情緒的な価値』をも作っていくのは必須です。
(感情が動いてから、第三者が言葉にするので、この部分を設計って超重要です。)
ただ、『人が使いたくなる言葉』をデザインする前に、まず、自分の事業の思想を言語化するというのも、怠ってはいけません。
これを諦めた事業は終わるといっていいくらい、本当に何よりも大事。
思想を言語化するというのは、それぞれのブランドの歴史を紐解き、丁寧に外に出して行く作業で簡単なことではないですが、ただ、思想を伝えることを諦めないという姿勢が、技術や信念、想いを表すことにもつながると、客観的には思ったりしています。
言語化を怠ると…
余談ですが…言語化を怠ると、拡大するのに『宗教的とかの勧誘の時に起こるあの現象っぽいこと』が邪魔をするというのがあります。
『なんか、いい。』『絶対いいと思う。』そう聞いた側の解釈によって想像されるものは、本当に人それぞれになってしまいまい、そもそも、『思った良さと違う』『私にとっては全然いいと思わない。』という、期待を裏切られた感覚を作ります。
言語化されていたら、不必要な人は集まらなかったものの、言語化されないことによって本来集めるべき人以外の人を不用意に集め、期待が裏切られた感や、不信感や、気持ち悪さを作ることにつながり、そう感じた人がネガティブキャンペーンを起こしていくので、初めからそういったミスマッチの可能性を低くしておくべきです。
悪口が広がるのは、良いことの9倍のスピードで広がるのですから…。
長くなったので、次のnoteで、思想の浸透を生む、4つのステップについてお話するのでしばしお待ちくださいませ。
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3月は、普段提供しているコンサルティングにて、言語化キャンペーンを行なっています。
このキャンペーンを機に、リピーターさまや新しい方とのご縁をいただいており、『ブランディングなら原さんに…。』などといった、渾身のメッセージをいただき、今伝えているメッセージを受け取っていただいていることを嬉しく思っています。
・浅いファンではなくて、濃いファンづくりをしたい。
・他と比較されるよりも、『あなただから』で選ばれる状態を作りたい。
・キャッチーな言葉で集まってくる人よりも、本質的な視点を持った人を集めたい。
・自分の枠を一回りも、ふた回りも壊したい。
・長い目線でのブランディングを設計したい。
・小手先ではなく、根本からのブランディングに取り組みたい。
こういった方に向けております。
詳細は下のページからご確認くださいませ。