コーチングを学びたい人にオススメの5冊
最近、「コーチング」が流行ってきているからか、「オススメの本はなんですか?」と聞かれるのでnoteにまとめてみようと思います。
コーチングは目標達成のためだけではなくて、内省を促すため、自分をフラットな状態にして内面に気づくためなど、使われています。
(私は4年前から勉強を始めまだまだ勉強の身ですが。)2年前にコーチングで独立して500名以上のクライアントを抱えてきました。私は、ゴリゴリに活用しているのですが、コーチング単独で極めるのではなくても、マネジメントをする人や、自分の可能性をもっと広げたい人、そして、仕事でパフォーマンスをアップさせるためや前向きにしていくためにコーチング的に関わりたい人に使えると思っています。
その中で完全なる個人の主観ですが、#推薦図書 ということで学んで良かったと思う本を挙げていきたいと思います。もう一度言いますが、完全なる主観ですのでご了承ください。
仕事で取り入れたい、コーチングの概要を学びたい人向け、そして、コーチングを実践して壁にぶつかっている人向け、そして、もっともっと極めたい人へという順番で書いていきます。
1、コーチングの基本/コーチ・エィ
「コーチングとは?」「とりあえず最初から学びたい。」という状態の方にとてもオススメです。
基本的なこと、コーチングの全体像はこの本で網羅できるかと思います。
2、最強の選手・チームを育てるスポーツメンタルコーチング/柘植陽一郎
本書はスポーツ選手向けのメンタルコーチングという題材ですが、必ずしもスポーツ選手向けの内容ではなく、ビジネスマンにこそ役に立つ内容が盛り込まれているというのが個人的な感想です。
スポーツのマインドというものは、個人の能力を発揮する視点や組織にも応用が効くものだと思っていますし、「パフォーマンスの発揮」というものは、スポーツ選手に限ったことではありません。
チーム間でのコミュニケーションも勉強になる一冊です。
自分のパフォーマンスについて考えるためにもすごく使えます。
3、なぜ、あなたはつながれないのか/高石宏輔
この本は、「対話」というものをより繊細に捉え、考えるための本だと思っています。
基本的には、1、2の本で現場の対応という部分、「どのように関わったらいいのか?」「どんな質問を投げかけたらいいのか?」は網羅できるかと思います。
ただ、コーチングというものを使い始めると機能しない場合があります。社内に導入すると、起こりうる現象としては、「なんだか、心に土足で踏み込まれている気がする」「感じることはあるけど、口に出したくない」「なんだか嫌」と感じて、逆に心を閉ざされてしまうということがあります。
コーチングの導入が、コミュニケーションを円滑やチームの意識が高まることや、その先の成果に繋がることも多いと思います。ただ、成果を取るために人と向き合うか、という感覚は少し違うような、人として大切な部分が抜け落ちてしまうこともあると思うのです。
ただ闇雲にツールとして使うという意識ではなく、信頼関係がベースに必要であり、お互いの了承がある上でツールとして活用していくことが大切なんじゃないかということが学べるので、そもそもコミュニケーションとは?つながるとは?ということを考えさせてくれます。
どこかで壁にぶつかった時に大切なことに戻してくれる、そんな本です。
4、自分の人生が愛おしくてたまらなくなる100の質問ノート/長谷川明美
コーチングを使って目の前の人と対峙していくと、いかに自己対話深さや自分への向き合い方が目の前の人に影響を与えるのか、ということを痛感していきます。
そこで改めて自分とは?ということを見つめるために使えるセルフコーチングの質問集という感じです。
ライトめなセフルコーチング本ですが、ライフスタイル、理想、性格、好きなこと、苦手なことなどなど幅広い角度から自分という人物を見つめることができるので定期的に現在地を確認するのにも使えそう。
(ただ、個人的にはもう少し深く自分が見つめられる問いが書かれている本があったらいいな…って思うので、書き出した回答を、「それって、つまりどういうことだろう?」「それって、なんでだろう?」なんて問いを使いながら自分を深めていくことをお勧めします。
ちなみに、もっと自分というアイデンティティを突き詰めるセルフコーチング本が欲しいので、ないのなら出版するというのが一つの夢…!)
5、観察の練習/菅俊一
はい、まさかの観察についての本です。コーチングと関係あるのか?と聞かれそうですが、大ありです。
以前、観察スケッチのハッシュタグでデザイナーさんにとって観察が大切だなんてnoteを拝見したことがありましたが(どのページだったかな…)、コーチングのようなマインド面を扱う仕事をする人にとっても観察という部分はすごく大切な視点です。
人は思っているよりも、本当に感じていることを口に出せなかったり、そもそも本音を感じきれなかったり、日々の思考や情報に左右されていたり、話している本人が自分というものを認識しきれていなかったりするものなのです。
そのため、目の前に対峙する私たちが相手を解像度高く観察することが、「あ、もうここまで気づかれているのなら…」ということで本音を引き出しやすくなるものだと感じています。(伝わるかな…)
意識を向けることで、見えないレベルでの情報(気)交換が行われることによって、信頼や受容が行われるという…。(伝わらない説)
以上がオススメの5冊です。
本当は専門的な本とか、行動につなげやすい本とか、ご紹介したいものはいろいろとあるのですが、「実践する」「使えるものへと消化する」という視点でこの5冊を選びました。
あくまでも主観ですが…!誰かのお役に立てたら幸いです。
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