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ブランディングを考えるときの2つの視点

自分でビジネスを始めて一番精神的にいっぱいいっぱいになっていたときは、何か大変なことがあったことでは全くなく、結果を出した後の、終わりのない持久走みたいな感覚を味わったときなのでは?ということを最近思い出した。

だからこそ、最近つくづく、2つの視点をしっかり持つ必要性を感じる。

私たち、人間は、目の前のことに一生懸命になっていくと、どんどん大切なことが後回しになっていく。

だけど、元々コーチングを提供していたときから思っていたけど、パラダイムが変わるときというのは、前に進むためにガムシャラに取り組んでいるときよりも、そもそも自分にとって大切なモノとは?を思い出し、そのための行動を重ねていくときの方が多かった。

700名以上の方にコーチングをしてきたけど、どんなに大切なものでも、いつでも覚えているわけではなく、大切なことこそ胸に仕舞われていることの方が多いから、思い出す努力を続けているのかというのは大切だ。

話はずれたけど、2つの視点と言うのは、『短期視点』と『長期視点』のことだ。

当たり前じゃないか!と、言われそうだけど、ほとんどの人が、意図しないうちに、どちらかに偏っている。

目先の売り上げを作ったり目の前のお客様に向き合ったり自分の日々のタスクを追いかけたりそういうものは基本的に短期視点として考える。

短期視点の方が、成果も感じやすく自分のモチベーションを維持しやすいので、精神も安定するし、つい、短期視点に集中する。

やっていて達成感もあるし面白みがあり、アドレナリンが出るからこそ、ガツンと突き進むことができる。

とはいえ、長期視点で考えることも忘れてはいけない。

長期視点を考える際には、自分にとっての大切なことを掘り起こしたり、自分の夢やキラキラした情熱と向き合うこともしばしばある。

とはいえ、この長期視点に向けて、ナビの目的地を設定しないと、まぐれで到着することはあっても、ほとんどの確率で到着することはない。

私たちは、ついつい、長期的なことに関しては、何か、ラッキーが巡り巡るなんて想定をする人も少なくないけど、そもそも、不確実なものは自分の予定に組み込んではいけないもの。

長期視点では、あくまでも自分がコントロールできるものだけで準備しておく必要がある。

例えば…

こんな人と一緒に仕事をする!

ではなく、

こういう人と一緒に仕事をするために、何をする。

という自分主体という感じ。

長期視点では今すぐに結果を出すことにはならないかもしれない。

半年後に芽が出たり、1年、2年、またそれ以降になるかもしれない。

けれども必ず大きな結果につながることがある。

これはいわゆる種まきだ。

先日、某TVでアンガールズの田中さんが、某芸人さんのお悩み相談をしていたのですが『そもそも自分のやりたいことは周りは理解していないし、何ができるか知らないんだから、名刺を配り続ける必要がある。』(完全意訳ね)という話をしていて、すごくなるほどな〜と思った。

『この名刺を配るか、配らないかで、1000万円手に入れるかどうかが決まるんですけど、やりますか?』という感じで、プレゼンされていた。

某芸人さん新しいキャラクターをつけて、名刺を配れば、そのキャラクターで1000万円になるよという意味。(伝わる?)

周りの人も、『本当、名刺を配るか配らないかで、これは、1000万円だね〜。』と言っていた。

これはあくまでも例だけど、長期視点の種まきは、自分への大きなリターンになることが多い。

だけど、ついつい、終わりのない持久走レールにのってしまうと、そのレールにいることさえ気づかない。


最近はいろんなブランドを拝見しているが、結果を出しているブランドは、本当、長期視点での種まきが秀逸すぎて、元の結果が出ていない時から、種を巻くことへの確信を持つことの重要さをひしひしと感じた。

長期視点が憧れではなくて、予定になったら後は目の前のことをやり続けるだけだ。

改めて、自分は今短期の目標そして長期の目標をどれぐらいの割合で意識をしている?というのが、このnoteを読んでくださった方が考えるキッカケになったらいいなと思います。



余談。

目先のことに囚われているモードをベースに書いておりますが、逆に、長期思考に囚われすぎるというのも、ちょっとデメリットが発生していきます。

HPを作成したり、ヘッダーやデザイン、写真などの長期視点で効果を発揮するものにエネルギーを注ぐことで起きることをまとめてみました。

『あなたのことは信頼できるけど、今すぐ買わなくていいのよね。』っていうことが起こっている問題のお話しです。


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