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怒りを手放すと世界を愛せるかもしれない
今年はアンガーマネジメントについて学び、実践した年だった。
というのも、私って実は短気だったんだな…と実感することが仕事でもプライベートでも多かったからである。
最初はカリカリ怒ってしまう自分に対して、あぁなんて自分は器の小さい人間なんだろう…と不甲斐なさを感じたり、自分の境遇を嘆いたりしていたが、それだけでは何も解決せず、ずっと怒りっぽいイヤな自分を抱えなければいけないのもいい加減やめたいと感じ始めていた。
そんなある時、たまたまネットで新しい本を検索していた時に見つけたのがアンガーマネジメントの本である。
本を読んで、自分が何に怒りを感じるのか分析して、怒りを感じても丁寧な言葉で淡々と怒っている理由について伝えるようにしたりすると、意外と怒りを感じても冷静に第三者の目で自分を見つめられたり、冷静に伝えることで相手が話を聞いてくれるようになった。
すると、今まで怒りのレベルがバーン!と跳ね上がって怒ってしまう感じだったのが、低めの怒りレベルで対応できることが多くなった(もちろん、まだまだ感情的になってしまうことはあるが)。また、なんか私イライラしてきてるかも!というのを自分で感じ取り、怒りの原因から少し離れるという技も身に付けた。
そうなると、怒ってしまったことに罪悪感を感じて落ち込むという、怒り=マイナスなことというイメージはなくなり、あぁそういう時あるよね…と自分や他人を受け入れやすくなったのである。
怒りが敵でなくなった自分の心は以前よりもいささか軽い。柔らかい。
身の回りにある一見負の感情や物事に思えるようなことも、学ぶことで、よりフラットに、よりプラスに近づけるようになるかもしれないと思うと、以前よりも素直に世界を愛せる人間になれた気がする今日この頃なのであった。