マインクラフトが世界一売れたゲームという事から考えられる事
マインクラフトというゲームがあります。画面がカクカクしてて、それだけで僕には楽しそうに映らないんですが、世界一売れているゲームというニュースを見て、びっくりした事があります。
https://www.google.co.jp/amp/s/news.livedoor.com/lite/article_detail_amp/16478362/
マイクラにはゴールがないという衝撃
家にもあって、子達もハマってるので聞きました。
「マイクラは何が楽しいの?」
「木を拾って、建物建てたり、夜隠れて過ごしたり、お腹が空いたら動物を狩りして死なないようにするの。」
という答えが返ってきて。
「ん? それで何をするの?」
と聞いても、向こうは
「ん? それだけだよ」
「いや、ボスとかいないの?」
「いないよ。」
「じゃゴールは何? どうやったらクリアなの?」
「クリア? あるのかな。わかんない。家作ったり牧場作ったりして生活していくんだよ」
「……?? それ楽しいの?」
「めっちゃくちゃ楽しいよー!」
ゴールがない、事に衝撃をうけました。
誰かが作ったゴールではなく自分でゴールを作る
スーパーマリオはピーチを助けるためにクッパを倒したし。ドラクエだって平和のためにゾーマやデスピサロ(ドラクエIII、Ⅳ世代)を倒すというゴールがありました。僕なんかは(僕より上の世代は皆さん同じなのでは、と思ったり)ゲームに限らずゴールありきで『達成する方法を勉強するクセ』があります。だからゴールがないけど楽しい、というのが感覚として受け入れ難い事です。
とは言っても、そんなマイクラがテトリスを抜いて、ゲーム売上、世界一になったわけです。ドラクエやスーパマリオみたいに、決められたゴールに到達する事より、マイクラみたいにゴールを自ら設定し、それを自分のペースで達成していく事が求められているのだな、と思いました。
よく考えたらプレイヤーよりメーカーが楽しいかも
でもよくよく考えると、昔から楽しいのは本当はプレイヤー側よりメーカー側(作る側)なのかもですね。iPhoneにしても、ディズニーランドにしても、僕たちにとってその存在が嬉しい商品はたくさんありますが、iPhoneが普及して一番嬉しいのは、ユーザーではなく、間違いなくスティーブ・ジョブスだし、ディズニーがみんなに愛されて嬉しいのはウォルト・ディズニーではないかと思うんです。
経営なんてリアルマイクラ
僕は趣味は、と聞かれるとやっぱり仕事が一番楽しいと思うのですが、経営なんかはまさにそうで、変な話、何をしてもいい世界で、誰も決めてないゴールを自ら設定し、達成していくのが、楽しい理由なのでは、と今回思ったんです。(リアルマイクラ)その楽しさ、を会社で関わる仲間には伝えていきたいなぁ、なんて思うのです。何も考えずに決められたルールで走るプレイヤーも楽しいけど、日々やりたいことを考えながら、それを達成するために作戦を立て、努力を積み重ね進んでいくことほど楽しいものはないな、というのが今日の結論です。