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歩数計×地図アプリ「Smanpo」でリモート都市鑑賞運動
二つの課題を抱えていた。
一つは、生活習慣をほとんど変えていないのに、体重が増え始めたこと。
社会人になって以降、特別食生活に気をつけたことも、習慣的な運動をしたこともないが、同じ体重を保っていた。それが不惑を迎えてからぶくぶくぶく~っと過去最高体重を記録し続けている。
こりゃいかん。
二つ目は、趣味の街歩きがなかなかできないこと。
真の田舎に住んでいるので、町から街へ移動するのに時間がかかる。あと出不精。都市鑑賞したいな~と思いつつ、緑に囲まれた自宅で週末を過ごすことが多かった。そういう日はGoogleストリートビューをカチカチカチカチクリックして、リモート都市鑑賞を楽しんでいた。
実際の街歩きをする時は、5キロくらい歩いている。2~3ヶ月に一度の街歩きをしてウォーキングをした気分になっていた。
それでは痩せないって、知ってた。
この二つの課題をかけあわせたら解決に向かえるんじゃないかな~と、閃いた。
エアロバイク漕ぎながらテレビ画面で風景見るみたいな仕組み、ジムとか行ったらあるよね。ジム行ったことないから知らんけど、テレビで見た気がする。そんな発想から、調べました。
そして私にぴったりの運動方法を見出しました。
お散歩アプリ「Smanpo」×Googleキャスト×踏み台昇降台×スマホスタンドアーム
Smanpoは歩いた歩数に応じて、Googleマップ上を移動できるアプリだそうで。
自宅の周りを歩くとその歩数に応じて、例えばワイキキビーチを歩いたことにできる。毎日自宅周辺を散歩することで日本縦断をすることもできる。そしてマップ上の画像をストリートビューで眺めることもできる。
有名な観光地を歩くこともできるが、独自ルートを作成することも可能!
まずはコチラをスマホにインストールして、独自ルートを設定する。
そしてスマホの画面をテレビに飛ばす。
スマホを手に持って踏み台昇降運動をスタートする。
![](https://assets.st-note.com/img/1730640526-1h37ReVmAOfqntYIFzsl9S08.jpg?width=1200)
すると!
設定したスタート地点から見える景色がテレビ画面に映し出される。
スマホの向き(たぶんカメラ)と連動していて、レンズを上に向ければ空が映る。
踏み台昇降を10~20回程度繰り返していると画面はビュンと前に進む。ストビューで進行方向をクリックした際の動きが生み出されるのだ。
こうして私自身は1メートルも移動することなく、Googleマップ上をずんずん進むことになる。横を向けば街並みがテレビに映し出される。立ち止まって空を仰ぐこともできる。カメラと連動しているので、自分の動きがストビューの中に反映されていてライブ感が出る。
なかなか……良いではないか。
しかし片手にスマホを持ってレンズを前に向けた姿勢というのはウォーキングとしては不自然だ。どうにかスマホを体に固定したい。
そこで使っていなかったが捨ててもいなかったスマホスタンドアームの登場。クリップにスマホを挟んで、ぐねぐね動かせるスタンドアームを首に巻き付けてみた。
そして踏み台昇降運動。両手を振ることができるので運動っぽくなった。見た目はやべぇが気にしない。誰も見ない。
昇降運動をしているのだからどうしても画面が上下にぶれるが、これはこれで臨場感があって良いではないか。
ちょっと横を向くと街並みが見える。気になる家があれば立ち止まってズームにしたりもできる。
カロリーを消費するどころか何かしら食べたり飲んだり摂取しながらパソコンでカチカチカチカチリモート都市鑑賞をしているよりも断然健康的!
![](https://assets.st-note.com/img/1730640679-EcTofdAvQrHYw3yUC25XGMgx.jpg?width=1200)
なにかに巻き付けて使えるタイプ。
10分もすれば汗ばんでくる。
ただの昇降運動であれば早く終わらないかなーと苦行のように感じるのだが、見知らぬ街並みを見ながらの運動は飽きずに楽しめる。あのファミレスの看板までは歩こうとか思える。
運動嫌いな私が、楽しんでフィットネスをしようと思える。
素晴らしい環境が整った。
いまいちな部分も幾つかある。
【アプリの操作性】
直感的な操作が難しいように感じた。独自ルートの設定も細かい設定が難しく、ストビューの水色ラインを狙ってスタートとゴールを指示するとルートが自動生成される。あの路地を通りたいんだよ~という希望を叶えることが難しい。ぐぐるマップであらかじめ設定したルートを共有できたらいいのにな~。とは言え、大通りだけじゃなくてかなり細い道も進んでくれるので冒険はできる。
あくまで歩数計アプリ。いいなと思った物件を保存する地図機能はないようなので、都市鑑賞趣味を満たそうと思えば気に入った物件の場所をだいたい記憶してあとでぐぐるマップで探して保存、という流れになる。保存機能まで求めるにはアプリのジャンルが違うだろう。
【スマホがロック画面に戻る】
これはスマホの設定を変えればいいのだけど、今の設定だと一分くらいで暗転する。画面タップで復活するから、まぁいっかと思って定期的にタップしている。
【筋肉痛になる】
それを乗り越えて痩せるのだ。
エアロバイクにセンサーをつけてストビューと連動させることで、あらかじめ設定したルートではなく、まさしくパソコンのマウスで進行方向を決めれるようなシステムもあるらしい。設定が難しそうだった。
テレビにストビュー映して、昇降運動しながら手のひらに収まるくらいのコントローラーで前後左右に進めるようなセットが開発されないかな。
欲を言えばキリがないし、やっぱり運動だから心理的ハードルそこそこあるし、Smanpo昇降運動をどれだけ実践できるかわかんないけど、健康的な体重と筋肉は維持したいなと思うのでした。