日本人なのに、日本を知らない。

わたしは日本で生まれ育ちました。しかし、恥ずかしながら、日本のことをよく知りません。

日本のことを知らない。つまり、世界の国々の中で、いま日本が置かれている立場や状況を、よく理解していないということです。

会社で働いている以上、最低限の経済ニュースは知っておく必要がありますので、日経新聞は毎日欠かさず読んでいます。株価や金利、円相場をチェックして、なんなら原油価格や、金相場にまで目を通しています。

会社の取引先で人事異動がないかもチェックし、海外の情勢なども含めて、とにかく全ページに目を通していますので、取引先との話題には（表面上）対応はできているレベルではあります。

しかし、しかしです。何も理解していません。

中国や韓国はなぜ、日本に強い反日感情を持っているのか。
日本はなぜ他国に対して、強く主張できないのか。
日本は、中国や韓国に対して、何をしたのか。
竹島や尖閣諸島がどこの国の土地だと、いつ、どうやって決まったのか。
ポツダム宣言には、どんな事が書かれているのか。
太平洋戦争とは、何なのか。
大東亜戦争とは、何なのか。
大日本帝国とは、何なのか。
戦争に負けるとは、どういうことなのか。
戦争に負ける前の日本人は、どういう意識で生きていたのか。
日本にはなぜ、宗教の意識がないのか。
ヤマトタケルや、天照大御神とは、何なのか。
日本の教育は、アメリカに監視されているのか。
日本は、戦勝国から「骨抜き」にされているのか。
日本の宗教は、仏教なのか。神道とは何なのか。
日本人の多くは、なぜ自国に誇りを持っていないのか。
アメリカは、なぜ日本に原爆を落とす必要があったのか。
原爆のターゲットは、なぜ広島と長崎になったのか。
アメリカは、なぜ強くなったのか。

などなど・・・・

他にも、書ききれないほどたくさんある事柄について、表面上のサラッとした回答はできます。ただ、その根底にある「本質」や「つながり」を理解していないので、誰かに説明してくださいと言われても、きちんと説明できません。

仮に「口頭」であれば、それっぽいキーワードをならべて、あいまいな感じでニュアンスで押し切って、説明する相手に「へぇなるほど」と納得させることはできるかもしれません。

しかし、それは口頭なら「ごまかし」が効くからです。

例えば、今このように「文章」にして説明することはできないでしょう。ましてやそれを、子どもが理解できるくらいにわかりやすく説明するのは、到底いまのわたしには不可能なのです。

わたしは、その状態を脱したいのです。本当の意味で「知りたい」のです。

そこで、前からこのnoteに書いているとおり、知りたいことをゼロから調べなおして、それをアウトプットしながら文字にしていこうと試みています。

その取っ掛かりとして、「反日感情」について、調べてみます。

なぜ、中国は、日本に対して、憎しみの感情を持っているのか。そもそも、中国の人たちは、本当にそういう感情を持っているのか。それすら、わたしが日本のニュースや新聞から得る情報により、知らぬ間に、何らかの理由により「洗脳」されているだけかもしれません。

しかし、思考がそっちの方面に向いてしまうと「陰謀論」みたいな方向に向かってしまい、本来の目的からずれてしまいますので、いったんは、ある程度信用性の高そうな書籍や、学校の教科書などに書かれている情報、いわゆる「日本に存在する情報」を基にして、調べていくことにします。