大きな樹の下で。 -free you a bit-
今日は少しだけ昔話をさせてください。
2013年11月23日、僕は東京で泣いてました。
人生で大きな挫折をした日。
大切なオーディションで過呼吸になり、
大好きなアーティストの前で歌えなくなり
自分の不甲斐なさを恨んだ日。23歳の冬です。
「自分は何もできない、成し得ないんだ。」って
自暴自棄になり、モノクロの日々を過ごしていた時に
TVから流れた一本のCMが僕を導いてくれました。
そこには憧れていたアーティストが楽しそうに歌っていました。
今だから言えることですが、
間違いなくあの出来事は奇跡だったと思います。
そのタイミングでCMが流れてなければ今日の僕はきっといません。
数週間後、僕はCMを出していた企業で働くことになります。
人生って不思議な不思議なものですね。#美空ひばりさん
そこからの毎日は刺激的で、
翌年には人生で初の正社員となり、
一店舗の責任者を任せていただくことになったんです。
思い返すと、それまでの自分は人を簡単に蔑んでは笑い
いつも誰かのせいにして生きていました。
"変わること"を選択できたのは、
何もないと思っていた自分を肯定してくれた人達のおかげです。
本当に感謝しかありません。
初めて社会の中で自分のチームを持ったことも、
一緒に成長出来る仲間と出会えたことも、
上手く行かなすぎて悔しさで苛立った時間も、
福岡から上京することが出来たのも、
あの時にCMが流れなければ起き得なかったこと。
僕はつくづく人に恵まれていると思います。
出会った人の言葉ひとつひとつが
僕自身を成長させてくれた大切な糧です。
今でも思い返して背筋を伸ばしてます。
社長には本当にお世話になりました。
最初の面接の時に、
「君にとって誇りはなんですか?」と質問されたこと。
あの瞬間から、僕は自分の人生について
真剣に考えることが出来ました。
音楽を生業に成果を出していくと決めて
大切なオーディションで結果を出せずに
自信を無くし途方に暮れていた時、
一本のCMに導かれて社長に出会えたこと。
初めて素直に
「いまの僕には誇りがない。ここで学んでいきたい」と
等身大の言葉を伝えたことが今では大きな財産です。
1から10まで学びのエッセンスをいただいて
いまそれが困難と対峙した時に活かされているように思います。
話のまとめに入るのですが、
ある日、この先にはもう道はないと思っていた。
そこで手を指し伸べてもらい、
また生きることの本質を学ばせてもらった場所を離れて
約1年半が経とうとしています。
このnoteにも綴ってきたように、
ここ最近本当にいろんな出来事がありました。
まだまだ弱い僕だから、
その都度自分を見失いそうになったけど
大きな屋根の下で学んだ時間と
そこで出会った人たちのおかげで
今日も笑って過ごせています。
僕は本当にわがままです。
無いものを強請っては思い通りにいかないと
すぐに表情に出てしまいます。
本当に厄介なやつです。
外に出てみて、もがいてみて
試してみて、失敗してみて、それなりに傷ついてみて
「なるほどな。」と気づきました。
"護られていたからこそ、自分になれていた"と。
決して悲観的な意味ではなくて、
人生のテーマのひとつになったんです。
いま隣にいる人、このnoteを読んでくれている人、
家族に恋人に同僚でも後輩でもこれまで関わってきた人を
僕はどうやって護っていけるんだろう。
その問いをこれから自分の軸にして生きていく。
今まで散々護ってきてもらって
真っ直ぐに言葉を伝える術を知ることが出来たからこそ
誰かがいないとそうなれない。なんて悔しい。
自分がこう在りたいと信じて今を生きること。
それがこれからの僕の人生なんだなって確信に変わりました。
今日も変わらずnoteを書いているのも
その理由のひとつ。
僕の人生の一部が、もしも誰かの1日を豊かにすることがあるなら
そんな嬉しいことはないよな、って
言葉と想いをひとつひとつ紡いでいます。
僕の夢はこのnoteに書きました。
これが僕の護りかたです。
何度もいうように、
これまでの人生に意味づけするのは今の自分です。
あの日の何かが今の自分らしさに繋がる。
生きることは実はシンプルだから
この物語を自分なりに面白くしていける。
二度とない人生だから、趣くままに表現しよう。
-free you a bit-
自分らしく。
皆さまの想い(サポート)を紡いで 自分の会社経営に役立てたいと思います! 少しだけお力添えいただけたら嬉しいです。