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コーヒーはMARVELに届きうるか?

今回もタイトルで惹きつける気満々である。
満々であるが決して大袈裟に言うつもりもない。
このタイトルを付けても大丈夫だと思えるぐらいの
運命的で衝撃的な出会いを果たしたのでnoteに綴る。

海外からも注目されるコーヒー大国「日本」


我が国のコーヒー消費量はアメリカ、ブラジル、ドイツに続き世界でも第4位に位置する。
国民1人あたりが毎日1杯コーヒーを飲んでいる計算になる。

特に京都は国内で1世帯あたりのコーヒー消費量1位
元より海外旅行者の観光スポットである事も相待って
空前のコーヒーブームが巻き起こっている。

京都に次いで東京も負けてはおらず
平日、祝日に関わらず有名コーヒー店で
海外のお客さんを見ることがかなり増えた。

人気店では英語対応にもしっかりと組み込んでいて
海外のお客さんを如何に取り込み如何に対応するかは
昨今のコーヒー業界でも重要な課題だと言える。

日本が海外に誇るコーヒーの名店
「BREWMAN TOKYO」


代々木・南新宿にある「BREWMAN TOKYO」
こちらの小野さんが淹れて下さるコーヒーもまた
私の人生を大きく変える要因となったコーヒーだ。

住宅街の中にひっそりと佇む秘密基地の様な空間に
オレンジ色の焙煎機が印象的に鎮座するその店内は
美味しくないわけがない!と期待に胸を膨らましてしまう。

グッと目を引くオレンジ色が鮮やかな焙煎機

小野さんは20代の頃から世界に視野を向けた
コーヒーキャリアをスタートされていた。
本場オーストラリア・メルボルンでコーヒーを学び
香港でご自身初のコーヒー店を開業。
2016年に香港で開催された
「HK Aeropress 2016」にて優勝。
2022年には「Japan Brewers Cup」で優勝果たし
今なお日本を代表するトップバリスタとして活躍。

が!そんな輝かしい実績を過度に誇ることも一切なく
朗らかな笑顔でコーヒーを淹れて下さる。
小野さんと小野さんのコーヒーの魅力を書き始めると
またしても長編大作となってしまうのでまたの機会に。

そんな人柄と味を兼ね備えた小野さんのお店は
当然の如く人気店で絶えず人に溢れている。
そして御多分に洩れず海外からのお客さんも多い。
先日も店先で韓国から来たと言う女性と
LAから来たと言う男性と3人でコーヒーを飲みながら色々と話し込んでいた時に事件は起こった。

LAから来た男の正体は?

女性の名前はレオ、男性の名前はイアン。
二人とも海外のサイトで「BREWMAN TOKYO」を知り
偶然、この日に出会ったと言う

レオは台湾で生まれ育ち今は韓国で暮らしている。
韓国でも新しいコーヒー屋さんが次々と開店している
と言う話やオススメのコーヒー店の話もしてくれた。

台湾で僕が今一番行きたいコーヒー屋さんの
「funk peanuts coffee」の話にもなった。
なんとレオはここの常連でお店の話も沢山してくれた。

ずっと行きたいと思っていたお店のお話を
常連さんから生の声で聞けるなんて本当に良い日だ。
こんな出会いもあるからコーヒーは堪らない。

レオは日本のコーヒー屋さんにも本当に詳しくて
今まで訪れたコーヒー屋さんの感想も聞かせてくれた。
他にオススメのお店はあるか?と聞かれたので
白金台のコーヒーモンスター伊藤さんの
「Kuromimi Lapin」を紹介した。
後日、伊藤さんからもレオからも連絡を貰い
最高のコーヒータイムを過ごしたという事だった。

白金台のKuromimi Lapin
伊藤さんの織りなす異次元のコーヒー体験は是非!

さてもう一人の新たな友人イアンも
LAのコーヒーシーンを色々と語ってくれつつも
日本のコーヒーは世界一だ!
と言う嬉しい感想も伝えてくれた。

明日にはインドネシアに移動して現地のコーヒーを
奥様と一緒に楽しむそうだ。
なんて素敵なコーヒーライフなのだろうか。
今夜はライブを楽しみたいと言う事で
いつも出演しているBLUE NOTE東京の姉妹店
BLUE NOTE PLACE恵比寿を紹介すると
後日、インドネシアから「最高だった!」と言う
メッセージをくれた。

そんなイアンが僕の持っているサコッシュに入れた
MARVELキャラのヴェノムの写真を見てこう言った。

「MARVEL好きなのかい?僕はMARVEL映画のスタッフなんだ。」











は?


とうとうMARVELにまで届いたコーヒーの輪


聞けばイアンはMARVEL映画の
SFX(特殊効果)を担当していて
あのキャラのアレとか、あの作品のソレとかの
制作過程を記録した映像なども見せてくれた。

絶対に外に出せない映像ばかりが
眼前に繰り広げられ完全に私のキャパを超えた。
小野さんのコーヒーの味がしなくなっていた。
小野さん、申し訳ない。。。
全部こいつ(イアン)のせいだ。。。

SWELL COFFEE、BAGGAGE COFFEEとA SCENEの
トリプルコラボのサコッシュ
コーヒーの廃粉で出来ているサステナブルなヤツ

まさかまさか、、、
コーヒーからMARVELに繋がるなんて、、、
凄いよ、凄過ぎるよコーヒー。
本当に人生何が起こるか分からない。

コーヒーが好きで、英語が話せて、MARVELが好きで
このどれか一つが欠けても繋がらなかった縁。

やっぱり興味を持ったものには全力でエネルギーを注ぐべきだ、と
この日は心の底から強く強く噛み締めた。
そのエネルギーは日常を非日常に変えうる扉へと変貌する。

しかしこうも思う。
順番が逆だったらきっとこうも素敵な出会いにはならないのだろうと。
つまり、MARVELとも繋がりを手に入れるために
コーヒーを好きになろうとしてもこうはならない気がする。

何かを好きになる、ということはとてつもなく純度の高いエナジーで
その純度が高ければ高いほど他の「好き」を引き寄せるのだろう。

その後、イアンは私の音楽の仕事に興味を持ち
今もお互いの仕事の報告の連絡を交わし合っている。
「いつかMARVEL本社に遊びにおいでよ」
そう言ってくれたイアンの言葉を社交辞令にしないためにも
私は毎日イアンにメールを送り続けるだろう。

イアン、絶対に逃さねぇからな!?(純度ゼロ)

ヘッダーにした写真
左からイアン、レオ、私
ちなみにこの時はまだ恐ろしい事実を知らなかった

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