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知的障害のある子、集中が続かない子の、視覚👀「目で物を追うのが苦手な子」のトレーニング方法4つ

知的発達遅延を持つ子ども達、また、集中力が低く、学校の成績がふるわない子ども達の、視覚(目で物を追う簡単なトレーニング)について、いくつかご紹介します。

知的発達障害を持つ子ども達も、毎日こつこつ練習を続ければ、時間はかかっても、ピアノは弾けるようになります。
私は今まで、ダウン症、自閉症で知的遅延を伴うもの、認知機能の遅れから来る知的障害、未熟児による障害など、知的発達障害を持つ多くの子ども達とピアノを弾いてきました。

発達障害の子ども達は、定型発達の子ども達と比べ、特に顕著に差が現れるのはワーキングメモリー、そして、視覚と聴覚の大きな振り幅です。
定型発達の子ども達も多少の差はありますが、発達障害を持つ子ども達に比べると、それほど気にはなりません。大人になれば、その差はさらに縮まってくると思われます。

さて、視覚(目で物を追う)が苦手だと、譜面を読むスピードはグンと落ちます。(文章を読む力も)。ピアノを習わせることで、譜面を読む力をつけ、視覚の能力向上を期待されるご両親もいらっしゃいます。

今、小学6年生で、3年生からいっしょにレッスンをしているナナちゃんという女の子をご紹介します。
未熟児で生まれた後遺症で、自発的な発語はほとんどなく、身体が固いため動作が遅く、表情に乏しく、医師からは5歳児程度の知力だと言われていますが、場合によっては、5歳に到達していないことも多く見受けられます。

国語は1年生程度、算数は10以上は難しく、お金、時計なども覚え難いようです。ただ幼稚園からピアノを弾いていて、毎日お母さんと熱心に練習を重ねてきた結果、バイエルは60番程度まで進みました。発表会にも出て、いつも堂々と演奏をしてくれています。

お母さんの許可を得て、YouTubeに掲載している動画です。ご覧ください。

少しずつですが、前に向かって進んでいます。音も、下のド~ソまでの5つは、見分けがつくようになりました。聴き取りはよくできます。音を聴いて、何の音か当てられます。(実はこれは最近まで気づくことができませんでした。ソルフェージュに取り組むことなど、考えもつきませんでした。反省です。)

ナナちゃんがピアノレッスンの他に、国語などのプリントを一緒にやっていて、少し伸びたなあ~と思った時期がありました。お母さんとお話していて、もしかしたら「視覚支援学校」に3か月通い、目で物を追うトレーニングを続けていることが良かったのではないか?という結論になりました。

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調べればいくらでも出て来るトレーニングですが、お母さんに教えていただいた、ご家庭でもできる簡単な視覚トレーニングの方法を掲載します。

よかったらぜひ、今日からでも毎日少しずつお家でやってみてください。
集中の続かない子、学校の成績がふるわない子にも、効果があると思います。

1.目を動かす 

2.机の上にバラバラに置いた数字を(例えば1~10)などを、順番に速く取らせる。

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3.ピンポン玉を机の上に置き、転がして、落ちてくるところを予想させ、紙コップで受け取らせる。

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4.算数の計算問題などの答え合わせを、子どもにやらせる。

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いろんな子ども達を見てきて、思うことはひとつだけです。

継続は力なり。ただ、これだけです。

難しいことを短期にやらせるよりも、簡単でシンプルなことを毎日続けることが結果を出します。

子どもの継続ではありません。親の継続です。
全ては、親の愛溢れる根気と継続です。

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