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佐久古楽合奏団

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佐久古楽合奏団は長野県東信地区で演奏活動をするアマチュアの古楽ユニットです。その演奏をここにアップしていきます。
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#バロック音楽

マレ/シャコンヌ

フランスバロック期のヴィオール奏者及び作曲家マラン・マレの第5ヴィオール曲集から、組曲第2番イ長調より終曲「シャコンヌ」です。

アントワーヌ・フォルクレとともにフランス・ヴィオール界のヴィルトゥオーゾの双璧と呼ばれ、フォルクレが表現衝動に富んだ鬼気迫る演奏から「悪魔のようなフォルクレ」と呼ばれた一方、、優雅で暖かな美音を特色とするマラン・マレは「天使のようなマレ」と呼ばれました。

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ヨハン・ヘルマン・シャイン(Johann Hermann Schein)はバロック時代のドイツの作曲家で、ハインリヒ・シュッツとザムエル・シャイトと合わせて、ドイツ・バロックの3Sと呼ばれています。

曲は、器楽集「音楽の饗宴」(Banchetto musicale, 1617年)のタイトルの付いた20の独立した組曲の中から、組曲第10番の1曲めと4曲めです。

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15世紀末のポルトガルあるいはスペインが起源とされるフォリアです。
サラバンドと同じく3拍子の緩やかな音楽ですが、フォリアには「狂気」あるいは「常軌を逸した」という意味があり、もともとは騒がしい踊りのための音楽だったようです。
低音部の進行・和声進行が定型化されるにつれて、これをもとに変奏曲形式で演奏することが広がったというので、佐久古楽合奏団の演奏では、ハープのソロの間にヴィオールの合奏を挟んで

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