お金の神様 虫鹿恭正「どうしても避けられないお金の儀式」
「貧乏脱却」をしよう
100年ライフにおけるどうしても避けて通れない「お金の儀式」があると私は思います。その儀式を既に私は終えているのですが、終えてみてお金における大人になれたなという実感があります。この儀式が何かと言うと「貧乏脱却」です。
お金がないから仕事が辛いのに辞められない・・
ある日、お金の相談じゃないような涙目になってるような雰囲気でご相談を頂きました。営業職をしている会社員の方からでした。オーナーが変わったことで、仕事の成果の求められ方が変わって急にピンチが来ました。会社の買収されてオーナーが変わると買収前までは和気あいあいと働けていて、営業職でチームとしての予算もあったもののその予算を達成できないからといって役職や給料が下がるということはありませんでした。
しかし、オーナーが変わって成果主義になって予算の必達を求められるようになりました。もちろん予算達成のために詰められたり、達成できないと給料も下がる条件にかわりました。その成果主義での働き方が本当に辛くて会社を辞めたいと考えているけど、辞められない。理由はお金の問題です。今、社宅に暮らしているので、辞めるとなると社宅を出ないといけない。引っ越す為のお金も持っていない。また、家賃が大幅に上がってしまう。首都圏だと月7、8万円の家賃が掛かります。家を借りる為のお金もない。だから、今、まさに貧乏状態です。もし引っ越し資金や退職して3ヶ月くらい充電する資金があれば、結果的にそのピンチをチャンスに変えられるかもしれない。
貯金が年収を超えると幸福度も上がる
よく年収くらいの貯金を超えてくると幸福度が劇的に上がると言われています。根拠のない不安、貯金が増えてくるとなんとなく自信や根拠のない安心感、幸福度に満ちてくるものですよね。例えば、すごい嫌なパワハラ的な上司に対しても上司以上に貯金があったとしたらたぶん「よし!切れるもんなら切ってみろ」くらいに気持ちは変わると思います。本当は、こちらがピンチなのに、チャンスくらいの気持ちの余裕が生まれてきます。貯金があれば決断もできるようになります。人生、長く生きる間に環境の変化も多くあります。急に働き方や物理的に環境を変えないといけないことが起きてその時にお金がない「貧乏」状態だと良い決断できません。決断できなかったら、それが不安でノイローゼになる可能性もあります。長く生きられる貯金があれば、変化を楽しめるようにきっとなりますので、ぜひ貧乏脱却をしましょう。
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