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出会いはスローモーションならぬ、クイックモーション
【昆虫エッセイ】
虫との出会いとは偶然か、必然か。
多くの散策客が行き交う河畔公園の入り口で、なにかキラリとしたものが草むらの中を低空飛行する姿を見た、気がした。
私の虫レーダーが作動したため、半ば反射のようにスマホカメラを作動させて、ガバッと草むらにしゃがみこんだ。
すぐ近くで暇そうに待機していたUber Eatsのお兄さんが、ビクッとした、気がした。
キラキラの正体は、アミメカゲロウ目、クサカゲロウ科のクモンクサカゲロウの薄く透明な翅。
そして七色に光っているかのようなまん丸いお目々。
このアミメカゲロウは先日インスタに投稿したカゲロウ目の彼らとは全く別の種類で、生態もかなり違う。
⬇こっちはカゲロウ
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カゲロウは、幼虫で2、3年を過ごし、成虫はほんの数時間〜数日しか生きれず、ものを食べるための口もない。
繁殖するためだけに羽化し、たとえ雄と雌が結ばれなくとも、時間が来ると絶命してしまう。
一方のアミメカゲロウはものは食べるし、数週間は生きるらしい。
先日某所で話題になった、キバネツノトンボがアミメカゲロウ目のツノトンボ科だ。
まさか公園の入口で、すぐに出迎えてもらえるとは思わなかった。
地面にへばりついて何枚か写真を撮ったあと、満足げにその場を後にした。
(それにしては写真のピントがあっていない)
Uberのお兄さんが『一体何があるんだろう』という顔で見ていた、気がした。
【北海道のUber Eats事情】
冬の北海道で自転車に乗っている人(見るからに冬用じゃないやつ)がいたら、私なら近寄らない。
第一に、冬に自転車に乗ろうとする時点でその人、ちょっとなんか普通ではない可能性が高い。
さらに、下手に近寄って転ばれて、巻き込まれて怪我をしたくない。
よって、さっと避けることにしている。
そのため、冬の北海道でUber Eats配達員を目指す皆さんは、自動車を準備されることをおすすめする。
(バイクでもいけないことはないが、郵便屋さんのバイク以外、二輪車もあまり見かけなくなる。)