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#秋だからやってみた
彼らの声は、風を超えて脳天を突き破るから。
良い知らせなんて全然来なくて、ちょっと泣いてしまった。期待よりも安心しきっていたから余計に落ち込む。
初めの壁さえ越えられないやつに、軽々しく言われたらたまらないだろうな。勝手に期待して勝手に落ち込んで馬鹿みたいだ。でも過信だとは思っていなくて、まだ終わってないしむしろここからだと信じている。自分は始まってすらないのにな。
誰のためでもなくて、ただ披露するだけでもきっと楽しい。誰かのためになん
あの子が持ってた傘の柄を。
私はもう思い出せない。
天気予報は晴れだから傘は要らないかもしれない。どこに住んでいるのか、何をしているのか、何も知らない。ただ今日歳を重ねて数ヶ月間だけ年齢が離れたことだけが確かで、自分だけまた取り残された気持ちになった。
寒いことを口実に酒を飲んで、暗い部屋にひとりでいる。薬に塗れていることは知っていたのにまた焦らせて挫かせて離してしまった。もっと話せば良かったと今更思っても遅いのに。