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求人票の見るべきポイント


皆さんこんにちは。
株式会社ミュゼプラチナムで人事の責任者をしております畠中と申します。よろしくお願い致します。

ミュゼプラチナムは年間で1,000人ほど採用する機会がありまして、私はその責任者をしてきております。その中で求職者の方、仕事を探されてる方々にこういうところを見た上で入社をしていただきたいなという観点がありますので今日はそこを参考に皆さんにお話が出来ればと思います。今回お伝えするのは大きく2つです。

募集要項について

募集要項に書かれている内容の中でいわゆる勤務時間という記載があると思います。病院ですと診療時間というのは別に設けられていると思うんですが診療時間、勤務時間の差がどのくらいあるか一旦募集要項の中で確認していただくと良いかと思います。なぜかというと診療時間イコール働く時間では決してありません。当然ですが9時に診察を開始される病院があった場合は8時半くらいには出勤をしているでしょうし、実際に診察が終わった後も患者さんのカルテを整理したりする時間が必ずあると思いますので、いわゆる勤務時間というのはおそらく診療時間よりも長めになっているはずです。なので、まずはここの確認をしていただくと良いと思います。

お給料について

もう一つ。ここはお給料に関するところになりますがいくつかあるのでボードに書かせていただきました。

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まず一つ目、試用期間の有無ですね。お試しの期間が設定されている病院とそうでない病院があると思います。まずこの試用期間がどのくらい設定されているのかだいたい1カ月ないし3カ月くらいの期間かと思います。なのでこの期間があるのかどうかというのをまず確認をしましょう。

もう一つはその期間中の条件に変わりがないのかどうか、例えば求人には20万円というお給料が書かれていた場合でも“試用期間中はここから1万円下げます”みたいなことが明記されてるところとそうでないところがあります。試用期間中に条件が変わるのか変わらないのかというのもチェックをしていただく必要があります。

もう一つ、ここが一番大事なんですが給与のところですね。例えば20万円ないし30万円という金額で記載のある募集があったとします。気をつけていただきたいのはこの内訳ですね。必ず基本給+各種手当という項目に分かれてます。
同じ30万円のお給料を出しますと言われた時に基本給がその中でどのくらい占めてますか、というのがすごく大事です。

例えば基本給が20万円の会社と、基本給が25万円のところがあった場合にどっちを選べばいいのかというところなんですよね。基本給というのは基本的には下げることができない給料です。手当については調整を効かすことができるものなので、例えば今はこの手当があるけれども、将来無くなる可能性もあります。
出来ればより基本給が高い病院を選んだ方が自分にとっては安定的にお給料をいただくことができると思います。逆にインセンティブのような形で手当がより多くつく、短期間でもっと多く欲しいのであれば、そちらを選べばいい話なのでここの部分は少し気をつけていただくといいのかと思います。

最後、定期昇給と書いてありますが、これは何かというと長く働く上では一番最初に採用していただいた時のお給料から、少しでも上がっていった方が良いですよね。この昇給のチャンスが年に一回しかないのか半年に一回あるのかこういったところを必ず確認していただくといいと思います。

実際に定期昇給の制度があった場合、どういう評価で上がるようになっているのかというのも確認をした方がいいと思います。例えば院長先生の気分で変わりますとかだと困ってしまうので“こういう基準で評価をしていきます”“半年経った時にこれだけのお給料上げます”というのがきちんと明記されているところを探していただくといいかと思います。

残念ながらこういった条件を全て募集要項にきちんと明記されてる病院はすごく少ないと思います。そういう時にどうしたらいいかというと、面接の時に確認をしていただくというのが一番良いと思います。事前に募集要項を確認をして、確認しないといけないところを事前にチェックをして、実際に採用の面接に行った時にちょっと聞かせていただきたいんですけど、という形で質問をしてください。

なかなかそういう質問ってしにくいです、というお声をよく聞きますが、採用する側からしてみると、そういったご質問をいただいた方がより前向きに考えていただいてるな、という印象を受けることが多いです。“きちんと自分の病院のことを調べてきてるな”と印象に残すためにも、こういったところを確認していただいて実際の面接の際にご質問いただくのが良いのかなと思います。