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あらしのよるに

先週はじめに観た「あらしのよるに」が今年の観劇納めになりました。

きむらゆういち さん原作の絵本を歌舞伎化し、2015年に初演されました。何度か再演され、歌舞伎座では二度目の上演です。

狼と山羊の友情を描いた作品。
「ともだちなのに、おいしそう」

この言葉を獅童さんの’がぶ’が言うと、優しくてあたたかくて。。切なくなるけど笑っちゃう。これは獅童さんでしか感じることができないだろうなと思う。初演時からずっとがぶ役は獅童さんです。

山羊の’めい’は菊之助さんが初役で演じました。品があって美しい山羊。真っ直ぐで清らかなイメージがぴったりでした。

前回の歌舞伎座上演時は、中車さんや猿弥さんが出演し澤瀉屋色がありました。今回は、中車さんがしていた狼ぎろを松緑さん、猿弥さんがしていた狼ばりいを二代目澤村精四郎を襲名した國矢さんが演じました。

襲名の口上もあり、獅童さんの想いが隅から隅まで行き届いた芝居だったと感じました。

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