夏祭浪花鑑
先日、歌舞伎座 昼の部を観てきました。
お目当ては愛之助さんの「夏祭浪花鑑」です。上方の役者さんが歌舞伎座で団七を演じるのは、戦後初だそう。
私がこの芝居を初めて観たのはテレビでした。2004年ニューヨークで行われた平成中村座公演の録画です。
真夜中に放送され、団七の勘三郎さんと義平次の笹野高史さんの泥場の恐ろしかったこと!
歌舞伎を観始めた頃だったと思う。テレビだからよく二人が見えるし。。殺し合う様子に綺麗なだけが歌舞伎ではないんだと驚いた記憶があります。
実際に歌舞伎座で初めて観たのは、当代の團十郎さんが海老蔵時代です。海老蔵さんで観た二回目は義平次を中車さんが演じて話題になりました。
あとは吉右衛門さん、コクーン歌舞伎の勘九郎さん、昨年夏の「研の會」で演じた右近さんは最近の思い出です。
今回、以前から話題だった愛之助さんの団七が歌舞伎座に登場するとありワクワクしていました。
ものすごい体幹の見得は、これぞ歌舞伎役者という美しい形でした。泥場での殺し場は様式美満載。
感想を聞いてください。
ここから先は
1,973字
/
1画像
¥ 100
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?