裏表太閤記!2
昨日は久しぶりに春風亭いっ休くんの落語を友人と楽しみました。二つ目に昇進してからだいぶ経ち、貫禄が出てきたように感じました。相棒!?の桂枝平くんもいて嬉しかったです。
さて、初日に観てきた歌舞伎座 夜の部「裏表太閤記」のこと。前回から続く感想です。三幕構成の三幕目。ここがとっても明るい!
私が猿之助歌舞伎の好きなところの一つは、作品のラストが希望や幸福感に溢れているところです。物語の結末に関わらず、幕が閉まった後に幸せな余韻が心に広がるのです。
そして、幕が閉まった直後のお客のあのざわめき。一気に感想を話し出す空気。猿之助さんの作品の思い出です。今回もきっとそうなっていくと感じました。
三幕目を見て「ああ、澤瀉屋だな」と熱い思いがこみ上げてきました。今回の演出は勘十郎さんで、幸四郎さんが主役。前回から縮めたのは猿之助さんではありませんが、破天荒な縮め方は澤瀉屋だな(笑)と思いました。
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