マガジンのカバー画像

私と歌舞伎

101
感じたこと、猿之助さんに影響を受けたこと。
運営しているクリエイター

#歌舞伎座

2月楽しみな歌舞伎と大衆演劇

2月は私の誕生月です。 こんなに寒い時に産んでくれたのだなと思う。だからなのか私は忍耐強い人になりました。そして年を重ねるほど2月に愛着が湧いてきました。 1月の仕事が忙しかったので、今月は連休をとってお休みを満喫します!体調不安が続いて遠征は辛いと思い込んでいました。でも、自分の見たい景色は、自分が見せてあげようと心が開けました。 12月、新橋演舞場で「朧の森に棲む鬼」を2回観ました。これを博多座で観たい!と思ってしまった。 博多座の舞台機構は素晴らしいのです。三代

1月の気になる歌舞伎と大衆演劇

新年あけましておめでとうございます。 本年もよろしくお願いいたします。 インフルエンザから回復しました。今年は観劇を楽しめるよう、身体の声を意識して過ごしていきたいです。 さて、新年もお芝居を楽しむ予定ですが、インフルが想定外だったのでまだほとんど予定が立っていません。 毎年お正月は歌舞伎座で観劇をしていました。それも見送りとなりました。今年はゆっくりしなさい、ということですね。 今やっと何を観に行こうか考え始めたところです。とはいえ、最近の歌舞伎公演は昼夜それぞれ

11月の楽しみ

11月がスタートしました。 歌舞伎、大衆演劇の各座が初日を迎えています。 仕事環境の変化で生活のリズムがまだ掴めないままなので、今月は少しゆっくりペースで観劇を計画しています。 自分の身体と心を大事に過ごして、あるものに目を向けて私らしく幸せを感じていけたらと思います。 まずは歌舞伎座に行きます。 「歌舞伎に連れて行ってほしい」と友人に言われていました。以前の私なら迷わず猿之助さんの歌舞伎を初歌舞伎に誘うのですが、今は叶いません。 そうしたら今月の歌舞伎座は劇場の

誕生日

姪の誕生日でした。 初めて抱いた時に「軽い!」と同時に生命の重さを感じて泣きました。妹にこんな幸せをもらえるなんて想像もしていなかった。あの時の嬉しさは今でも感じることができます。 一緒に歌舞伎に行こうね、といつも話しかけていました。 私は会いたくてよく妹の家に行きました。寝返りできたことや、私の腕の中で眠っている顔、歩いたのを見た時、初めて「ayaちゃん」と呼んでくれたこと。 二人目の姪は生まれながら体が弱く、ずっと入退院を繰り返していました。その子は2年前に星にな

裏表太閤記が楽しみなわけ

お陰様で元気になりました。 今月の楽しみがまだまだこれからなので寝込んでいるわけにはいきません。いろいろ気づきがありました。また新たな気持ちでスタートします。 さて、来月7月は久しぶりに歌舞伎座で澤瀉屋の狂言がかかります。待ってましたっ! 猿翁さんが1981年、三代目猿之助時代に創ったお芝居「千成瓢猿顔見勢(せんなりひさごましらのかおみせ)」をリメイクして43年ぶりに上演です。 同じ形ではその後は上演が無く二回目だそう。当時、明治座では昼夜にわたり通して上演されました。

¥100

「新・陰陽師」がやってくる

桜を見に少し遠回りをしてみました。人混みが苦手なので、不断の生活にある桜を楽しむことにしています。昨年とまた違う心持ち。穏やかに4月を迎えようとしています。 さて、猿之助さんは来月歌舞伎座でかかる「新・陰陽師」のお稽古中のよう。Instagramのストーリーズで様子をアップしてくださっています。 「ウミノクルシミ」とあり、今回、脚本と演出も手掛ける猿之助さんは、またもや作品を生み出す苦しみと闘っているようです。創造することは澤瀉屋の宿命。出演してもいなかった10年前の作品

¥100

3月観劇のお楽しみ

3月がスタートしてもう5日になってしまいました! 5月明治座「市川猿之助奮闘歌舞伎公演」のチケット先行発売がいろんなツールで始まりました。どのサイトで購入するか迷いに迷って忙しくなってしまいました。 その間に各座が初日を迎えていました。Twitterで目につくのは、IHIステージアラウンド東京のFFX歌舞伎「新作歌舞伎 ファイナルファンタジーX」の評判の良さ!ゲームファンの感想が熱い。すごく嬉しかったです。 歌舞伎は器が大きい。どんな作品をしようが歌舞伎役者への信頼は揺る

新たなスタート。

はじめましてayaと申します。 歌舞伎が好きで、特に四代目市川猿之助さんを応援しています。 歌舞伎との出合いは2008年8月。 母の影響で幼い頃は時代劇を見て育ち、漠然といつか歌舞伎を観てみたいと思うようになりました。ある日、歌舞伎好きな友人ができ、偶然に目についた「亀治郎の会」へ行ってみることに。これが初歌舞伎。 当時、猿之助さんは’市川亀治郎’でした。TVで拝見していたので、お顔を知る数少ない歌舞伎役者さん。恐る恐る国立劇場へ観に行ったらハマってしまった。 演目は「

歌舞伎の底力

「歌舞伎の底力」 幸四郎さんがよく口にする言葉が、 この疫病禍の中でとても安心を与えてくれます。 今日の歌舞伎座第一部が中止になりました。昨日に発表があり、関係者に陽性者の方が出たようです。そして全員がPCR検査を受けました。さらに役者さん1名の感染が確認され、濃厚接触者にあたる役者さんも出てしまいました。 えええ!!しばらく中止かと思いきや、「一條大蔵譚」は代役を立て、「祝春元禄花見踊」は演出を変更して、明日から再開するとの発表に、さすが歌舞伎!と感動しました。 大蔵

千穐楽を迎えるということ

歌舞伎座「二月大歌舞伎」千穐楽おめでとうございます。 仁左衛門さんの一世一代の碇知盛が無事に全日行われました。劇場の空気を想うだけで胸がいっぱいになりました。一つのお役を演じ切る幸せとはどんなものなのだろう。きっと一握りの役者しか味わえない感情があるに違いありません。 終わりは始まりです。仁左衛門さんの知盛は今後、観ることはできません。でも、ということは他の役者さんが知盛を演じる機会が増えるわけです。幸四郎さん、菊之助さんで拝見していますけど、歌昇さんでも観てみたいなと思