誕生日
姪の誕生日でした。
初めて抱いた時に「軽い!」と同時に生命の重さを感じて泣きました。妹にこんな幸せをもらえるなんて想像もしていなかった。あの時の嬉しさは今でも感じることができます。
一緒に歌舞伎に行こうね、といつも話しかけていました。
私は会いたくてよく妹の家に行きました。寝返りできたことや、私の腕の中で眠っている顔、歩いたのを見た時、初めて「ayaちゃん」と呼んでくれたこと。
二人目の姪は生まれながら体が弱く、ずっと入退院を繰り返していました。その子は2年前に星になってしまった。
入院している姪に両親が集中してしまう時、留守番をしている姪とよく出かけました。
近くのショッピングモールから始まり、小学校低学年の頃は映画館へ。高学年になってからはミュージカルを観に二人で劇場に行きました。子供用のクッションを一人で用意できるようになったり、物販に並んだりもしました。
観た後は、カフェで彼女から感想を聞くのが楽しみでした。
アラジンでカーペットのフライングに本気で驚いたのが可愛かった。キャッツの役者さんが自分の側まで来てくれた時の固まりようも笑った。照明の出どころが気になるらしく、よく後ろを振り返る子でした。
歌舞伎はまだ無理かな。。と思っていたところ「超歌舞伎なら行ってみたい」と言ってくれました。TVで観た獅童さんの映像が面白かったみたいです。
デビューは新橋演舞場の超歌舞伎。
彼女が生まれた時に「一緒に歌舞伎」という夢を叶えてくれた。私はめちゃくちゃ張り切ってエスコートしました。第一印象は大事ですから(笑)
着物で踊る舞踊家さんを初めて見たのが感動したそう。日舞を習いたいと言ったほどでした。獅童さんの仁王襷のことや、大向う。。気になったことは質問してきました。
楽しかったようで歌舞伎座の超歌舞伎にも一緒に行きました。なんと歌舞伎座デビュー!私が嬉しかったです。
また歌舞伎座に行きたいと言ってくれました。
私の血を感じています(笑)
一緒に純弥さんも観てくれるかな。。
小さい頃、よく私の似顔絵を描いてプレゼントしてくれました。隣にはいつも小さな自分を描いて。字が書けるようになったらお手紙交換をしました。
母親の苦労はわかりません。楽しい思い出ばかりで申し訳ない。でも私が一緒に出掛けたかった。姪に付き合ってもらっていたんだと思う。大好きな姪だから会いたかった。
無事に15歳になってくれて有難う。
生まれてきてくれて有難う。
aya