肩関節の動きと『鎖骨下筋』の関係
腕が上がらない
又は上がりにくい事で
悩んでいる人は多いです。
もし腕が上がらないのであれば
まず疑うべき点は肩甲骨です。
人は肩関節と肩甲骨とが
力を合わせて肩関節の可動性を担っています。
つまり肩関節と肩甲骨どちらも調子が悪いと
腕は上がらなくなります。
厳密に言うと肩関節は5つあり
胸鎖関節・肩鎖関節・肩峰下関節
肩甲胸郭関節・肩甲上腕関節
その中で特に大切なのは
肩甲上腕関節と胸鎖関節と肩鎖関節です。
人は腕を横から上げる動き(肩関節の外転)を行う時
肩関節(肩甲上腕関節)が2に対して胸鎖関節と肩鎖関節が1の割合で動きます。
これを肩甲上腕リズムと呼びます。
ですから肩の動きが悪い人は肩甲上腕リズムの視点から見て肩甲骨にも原因があるのではないかと考える訳です。
ちなみに腕を横から上げていき
180°外転して行った時に
肩甲上腕関節は120°外転し
肩甲骨は60°上方回旋しています。
この肩甲骨の内訳は
胸鎖関節が30°〜40°
肩鎖関節が20°〜30°となっています。
その肩関節を外転する際に
肩甲骨の動きが大切だと話をしましたが
実は肩甲骨を繋いでいる骨は鎖骨です。
鎖骨は個人差により長さは違えど
誰にでもある骨で肩関節を構成する骨として
とても重要な役割をしています。
その鎖骨の動きを制限してしまうのが
鎖骨の下にある鎖骨下筋という筋肉です。
鎖骨下筋は第一肋骨から
鎖骨の下面にある鎖骨下筋溝に付着しています。
主な作用は鎖骨を引き下げる作用であり
これが硬くなる事で鎖骨が全くの稼働性を持たなくなってしまうのです。
ですから鎖骨下筋を常に緩めておくことは
肩関節の可動域を高めるのに大切なことです。
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