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箱根駅伝追っかけしてみた2025

2025年1月2日、2年ぶりに箱根駅伝往路を追っかけしてきたので、その様子をまたまとめてみる。2年前に初めて書いたnoteの再現ではないが


開始前

前回は無策だったが、それでも年明け前からそこそこ準備と下調べをしてた。しかし今回は前日(1日)夜に行けるんじゃね?と考え出し、贔屓の応援スポットとスタート見に行く場合の電車の時間を調べて寝て、朝起きられたので行くというノープランすぎる観戦となった。1度やってしまうとだいぶハードルが下がるものである

1区

前回は東京駅経由でスタート地点大手町の様子を見てから丸ノ内へ向かったが、今回は新橋・日比谷観戦でスタート
各大学の応援団やOB団体などが陣取り、文化放送の中継の始まる7時30分を過ぎると至るところから応援の演奏が聞こえて一気ににぎやかに。QRの箱根中継と交通情報の箱根八里のBGMを聞かないとライオンズナイターリスナーの1年は始まらない。ラジオ片耳に、年明けこんな早い段階から校歌を歌ってたのは自分史上最速では。

8時に往路スタート。日比谷はその6分後くらいに通過

1区先頭、単独で行く中央吉居選手(8:06)
吉居を追う他チーム集団(8:06)

序盤のため差も無くあっという間に全チーム通過を見届け、新橋駅へ戻る。
今回は品川~横浜間では京急を使わずに観戦するつもりで最初は考えていたため、品川で乗り換えはせずに川崎へ。当初は1区はこれ以上追わずに新子安→保土ヶ谷→藤沢の予定を車中で考えていた。しかし川崎時点でレース展開とだいぶ差がついていること、新子安から保土ヶ谷への転戦は時間的に厳しいこと自体は前回検討済みだったこと、そしてせっかく来たのだから要所で見たいという考えの下、川崎で京急に乗り換え1駅前の六郷土手へ。1度神奈川へ入ったのにまた東京へ戻るのは追っかけの御法度感あるが、まあいいや。

東海道線 普通熱海行
新橋駅 8:19発→川崎駅 8:35着
京急線 普通行品川行
京急川崎駅 8:39発→六郷土手駅 8:41着

六郷橋の手前に陣取る

手元集計で後続と1分半ほど差をつけた中大吉居選手(8:50)
六郷橋の上り、多摩川渡りに挑む3位集団(8:53)

先頭吉居選手と集団の差が約2分で通過。規制解除のパトカーに通過を見てすぐに六郷土手駅へ戻る。

京急線 普通行浦賀行
六郷土手駅 8:57発→京急川崎駅 8:58着

川崎で再びJRに乗り換え、あわよくば見られればと淡い期待だけを持って新子安で降りられるように京浜東北線に乗る。

2区

選手も追っかけも花の2区へ。しかし新子安でも、そして横浜駅で横須賀線に乗り換えた保土ヶ谷でも観戦が間に合わなさそうなレース展開であった。生麦~新子安付近、横須賀線の乗り継ぎ待ちで横浜駅前へ出たタイミング、そして保土ヶ谷付近の3回で選手の通過と追い抜きを見れた。

藤沢駅に先に出て3区を見ることも考えたが、エース区間2区をこのまま見ずに終わるのはあまりにも惜しい。前回も行った上前回戦後の検証から3区を見た後に4,5区へ向かうのは時間的に厳しいと分かっていたため、元から藤沢での3区はあわよくば程度に考えていた。ならば万全で2区をもう一度見ようと、戸塚駅で降りて1キロ程度歩き(走り)、戸塚の壁の手前へ。

京浜東北線 各駅停車大船行
川崎駅 9:10発→横浜駅 9:23着
※この間横浜駅前にて一部観戦(写真無し)
横須賀線 普通逗子行
横浜駅 9:32発→戸塚駅 9:44着

"あの"ヴィンセントの区間記録を更新しての区間賞、東京国際エティーリ選手(10:03)
こちらも区間記録更新、青山学院黒田選手(10:04)
駒澤篠原選手(10:04)
区間記録・日本人区間記録を更新した創価吉田選手(10:04)
國學院主将の平林選手(10:04)

2020年から2023年の4年間で3区間で区間新記録を樹立し、我々に衝撃を与え続けてきた東京国際大→トヨタ自動車Y・ヴィンセント選手。その2区記録を次々と塗り替えていった今年花の2区、バケモンしかいない。如何に高速駅伝化が進んでいるのかよくわかる。ちなみに執筆にあたって情報を調べていたら、ヴィンセント選手は入学前のエティーリ選手と調整レースを行ったことがあるらしい。

4区

大船時点で先頭は藤沢付近を通過。他のスポットはどこも駅から1キロ以上離れているため、3区は諦め先回りして4区へ。二宮駅にて下車。

東海道線 普通熱海行
戸塚駅 10:17発→二宮駅 10:46着

二宮と言えば日テレ中継の定点があるが、二宮駅前から更に2キロほど進んだ地点だ。事前検証でランナーが時間通りかつ全体の差が無い状態で通過し、上手く乗り継げれば5区に出られると仮説したため、駅よりで観戦。

4区区間賞 青山学院太田選手(11:31)
(ここでの写真だいたいピントが迷子になった)

想定よりも時間ギリギリで全チーム通過、JR東日本アプリとにらめっこし規制解除のパトカーが来る前に二宮駅へ戻る。なるか前回のリベンジ5区観戦

東海道線 普通熱海行
戸塚駅 11:40発(3分遅れ)→二宮駅 11:52着(4分遅れ)

5区

人がごった返す小田原駅でなんとか箱根登山線に乗り換え。この時ほど箱根湯本までが狭軌で、通勤形の1000形での運転なことをありがたいと感じることは無いだろう。
当初計画では風祭駅で降りて小田原中継所の襷リレーを見ることを考えていたが、ランナーの現在地と改札規制を天秤にかけてこれをパス。入生田も改札規制が厳しいと踏んで、終点箱根湯本へ。前2駅は改札規制や構内踏切の足踏みが車内から見受けられたが、湯本は意外にもすんなり降りられた。

箱根登山線 各駅停車箱根湯本行
小田原駅 11:57発→箱根湯本駅 12:12着

駅前は混雑。ランナーが後ろ向きに見る位置での陣取りになった。

区間新を樹立した"若の神" 青山学院若林選手(12:19)
"山の名探偵" 早稲田工藤選手(12:21)
57年ぶりの往路1桁順位の原動力の1人 立教山本選手(12:24)

10分ほどで全チーム通過。これで101回大会の追っかけは終了
小田原で乗り換えはかなりの無茶があったが、なんとか5区まで見届けられてよかった。

東京へ戻る前に前回同様小田原中継所を見学
お目当ての鈴廣の金目鯛の炙りめしは完売…
横浜駅地下で見かけた崎陽軒のレストランで麻婆丼
QRの横浜駅定点でお世話になってます

終わりに

序盤は吉居のリードを活かした中央が有利に運び、今年度の出雲と全日本を制した國學院が出遅れとやや予想外の幕開けとなった今年の箱根駅伝。しかし4区太田で首位に立つとそこからは横綱相撲で振り切った青山学院が総合、往路優勝。駒澤も復路優勝で総合2位、國學院も復路で巻き返し総合3位と3強が強さを見せた。その3強に食らいついた古豪早稲田も強かった。
そして復路スタート時点で8位立教から14位の帝京大まで2分1秒差という混戦ひしめいたシード争い。10位帝京と11位順天堂が7秒差でフィニッシュと最後まで分からない展開であった。予選会の1秒に笑いシード権の7秒に泣いたと書かれていたが、正にその通りだと思う。箱根に出る・シードに入れる地力をつけたチームがここ5年程で非常に増えており、出雲か立川かという天国と地獄のシード争いはどんどん白熱していくだろう。

結果だけ見れば青学の2連覇。しかし中身は駆け引きや新記録が多く見どころだらけの非常に面白いレースで、そんなレースを追っかけできてよかった。


結びに来年再びこの場所へ戻りシードを掴み、そして再来年こそは贔屓が出雲路を走るところを夢見て…

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