安藤むるめ 2020年6月29日 23:15 梅雨という名前の監獄に閉じ込められた晴天が思いがけなく脱獄して自由の喜びを地上に注ぎ込んでいるような天気だった。ベンチに座って街路樹を見るともなくみていると大きな木から羽のような実がざあっと風に吹かれて飛びすさびアスファルトを淡い黄色に染めている。これは夏を報せる木でしょうか。 いいなと思ったら応援しよう! サポートしていただいたお金で、書斎を手に入れます。それからネコを飼って、コタツを用意するつもりです。蜜柑も食べます。 チップで応援する #エッセイ #毎日note #小説 #毎日更新 #詩 #コラム #毎日投稿 #短編小説 #ショートショート #現代詩 #自由詩 #この木なんの木 #気になる木 #名前も知らない木ですから 10