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マーケティングのシステム思考と、センスの正体について。

おしゃれな人は、あるアイテムでも上手に組み合わせたり、着こなしのアレンジでめちゃくちゃカッコよくしてくれる。ユニクロのシャツでも、色合いや素材感、サイズ感、あとはこなれた腕まくりとか手首周りのアクセサリーで途端にかっこよくなれる。

料理上手な人は、冷蔵庫に余った材料で、とても美味しいアイデアレシピを作れる。材料から料理への活かし方を発想し、素材を引き立てたり味覚を最適化する調味料の使い方も抜群で、美味しいものをつくりあげる。

音楽も近い。メロディとコード進行とリズムと音色、歌詞などがある。時代が求める感情だったり気分を表したり、共感・共鳴される音楽が求められる。もちろん、初期衝動的な自己表現もあるし、それも素晴らしいもの。いい音楽は、それらが調和されている。驚きのあるミックスになっている。

それらと同じように、マーケターは商品や会社がもつ強みを機会にぶつけたり、市場にフィットするようにポジショニングとか4P施策を調理する。ある目的に対して、最適な変数を動かしたり、構造を変えていく。

そんな感じでいろんなことは組み合わせ最適化問題だなと思った(新しい問いを立てるのがイノベーション的な)。そのためにも、目的達成にインパクトがある変数を知ったり、その変数の動かし方を知ったり、局面にあわせたやり方を知ったりするのが大切ですね。

で、センスの正体は解像度とか言われてますが、要は目的達成の技術のことで、こういう大事な変数を掴んだり、変数の動かし方を知っているということなのかなと。

おしまい。

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マーケティングやブランディングって、わかったようでわからない言葉が多いですよね。このマガジンでは、日々の取り組みに活かせるように、枝葉を幹につなげ、「なるほど!だからこうすればいいのか!」と腹落ちし、スッキリと打つべき施策が分かることを目指します。 経営者やマネジメントや人事など、企業のマーケター育成に関わる人もぜひどうぞ。Twitterでは書けないようなことを、読者さん限定でお届けします。

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