
20250228
やはりaikoのライブはエネルギー量が凄まじい。
エネルギーがもし可視化できたら、とんでもない量がライブハウスの中を埋めつくしていたであろう。
飛び始めた花粉なんてどうでも良くなるくらいのエネルギー量が。
今まで色んなアーティストのライブに行ってきたけど、aikoの特にライブハウスツアーは、ライブ中に演者から放出されるエネルギーも、それを受け取る観客のエネルギーも、ケタ違いだ。
今回のツアーはもう7回目の参加なのだが、ますますパワーアップしている。これ、千秋楽はどうなってしまうんだろう。考えるだけで恐ろしい。
もちろんエネルギー量が大きい分、受け取る側にも十分な体力が必要だ。
aikoが今日のMCでライブのことを「戦い」と表現していたけれど、まさに。
ライブ参"戦"という言葉はあまり好きじゃないのだが(戦争じゃないし!とか思うところもあって)、aikoのライブには、もう戦いとしか呼べない空間が広がっている。
実際に途中で戦いに敗れて会場をあとにする人たちもたくさん見かけた。
でもその戦いを終えたあとの達成感と心地の良い疲労感は、何ものにも替えがたいのだ。
そして戦いだからこそのご褒美もある。
今日は序盤で花道の方にギュッと観客が押し寄せたため、空いた後ろの空間で観ていたのだが、そこでゆったりと体を揺らしながら観ていたら、aikoがこっちを向いた。
思わず指ハートをすると、即座に指ハートで返してくれたのだ。
これが俗に言うファンサというやつか、と電撃が体にはしった。
今まで「今、こっち見てくれたよね?目、合ったよね?」という瞬間は何度かあったが、明確にポーズとして意思疎通ができたのは、aikoのライブ参戦45回目にして初めてだったので、とっても嬉しかったな。
これだからライブハウスツアー・Love Like Rock(以下LLR)は最高なのだ。
ホールツアーだとどうしても指定席の場所に左右されてしまうが、スタンディングのライブハウスなら、自由に見やすい位置に移動できる。
その分、開場時間を入れたら4時間以上立ちっぱなしなんてことはザラなので、体力は必要なのだが。
でも今日aikoのライブを観ていて、歳をとってもLLRで最後まで会場で見届けられるくらいの体力は維持しておきたいな、と思った。
aikoのライブに活きるなら、大っ嫌いな運動も筋トレも頑張ってしていこうと思う。
余談だけど、今日Zepp Hanedaのコインロッカーを使おうと思ったら、この前来た時は300円だったのに、500円に値上がりしていた。
物価上昇の波がこんなところにまで押し寄せているとは。地味に痛い。
でもコートとかかさばる冬以外はあまり使わないから、まぁいっか。
何より快適にaikoのライブが観られるなら、500円くらいなんてことはない。
今日もダブルアンコールまで入れて3時間みっちみちにやってくれた。
おかげでクタクタだし足は棒だし、帰りに駅の階段でコケかけたけど、心はめちゃくちゃ元気になったよ。
そしてツアー終盤を迎えてもなお、まだまだライブを楽しいものにしていこうというaikoの気概に胸を打たれた。バンドメンバーもいつもより前に出てきてくれて輝いていたな。
明日もZepp Hanedaで待ち合わせしようね。
それが!ライブ!!