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20240920

今日は仕事終わりに新宿に寄って、借りていた(そして延滞していた)本を返しに行くついでに、新宿武蔵野館で映画を観てきた。

観たのは『本日公休』という台湾の映画。

今日が公開初日ということで、まるで公開をずっと待っていた感じが出てしまっているが、実はこの映画のことを知ったのは最近のことで。

新宿に用があるからついでに何か映画やってないのかなぁと思ってリサーチしてヒットした映画だった。

結論から言うと、大満足。

久しぶりに映画を観て泣いた。

最近はどうも不感症になってしまってあまり泣くことがなくなっていたのだが、これは不意打ちでやられてしまった。


元からそんなに期待せずに観に行ったというのも大きいかもしれない。期待値が高すぎるとそれを超える映画っていうのは滅多に出会えないので。

……にしてもすごく良い映画だった。


なんていうか、説明するのは難しいんだけど、主人公は台湾で長年理髪店を営むおばあちゃんで。

そのおばあちゃんが、ある依頼を受けて出張で髪を切りに行くお話というのがベースにあって。

時系列が行ったり来たりするんだけど、混乱することなくすんなりとストーリー展開に馴染んでいたし、それぞれの人間模様(彼女の子供たちや常連客とのコミュニケーションなど)も非常に興味深かった。

たまにしかない劇場を後にした時のなんとも言えない優雅な気持ちを感じることができた映画だった。

もとより生活感溢れる映画が大好きなので、私好みの作品と言われればそれまでなのだが、それを差し引いても良かったなぁ、、。

ふとした時にこういう名作に出会えるから、映画鑑賞はやめられない。

あと今気になっているのは、小泉今日子主演の『とりつくしま』。

これは日曜日にでも観に行こうかなと思っている。

なんか最近私の好きな映画の傾向に気づいてきたけど、欧米の映画より日本はもちろん韓国や台湾、タイなどアジアの映画の方が好みだなと気づいた。

そもそも欧米の映画によくある大味で大仰なアクション映画とかはあまり好きではないので、生活感溢れるアジアの映画の方がしっくりくるというのはある。

丁寧な毎日の生活系の映画にめっぽう弱いのだ。

ライブの予定がない日は何か良さげな映画はないかな?とリサーチするのも楽しい。

一方で、最近はめっきり自宅で映画を観ることはなくなった。

一時期は自室にプロジェクターを投影して映画を観たりもしていたのだが、当たり前だけど劇場で観る環境には到底追いつかず、最近はあまり使っていない。

だからせっかく加入しているNetflixやアマプラも、気になる作品はいくつもあるものの、なかなか観るタイミングが訪れない。

でも今はとりあえず外に観に行くということに重きを置いているので、まぁ自宅での鑑賞は余生にとっておくとして笑。

3連休もたくさんの予定を入れて思いっきり楽しむぞ。

あといい加減早く咳よ止まれー!


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