電子部品メーカーが研修でクッキー作り?!🍪組織の活性化企画の現場に潜入!
こんにちは!村田製作所の広報担当です。
みなさん、先日公開したこちらの記事はすでにチェック済みですか?👀
とても嬉しいことに、社内外からたくさんの反響をいただきました!
記事の公開前にX(旧Twitter)で行った予告投稿はなんと、過去最高の閲覧数とリポスト数となり、驚きと感謝の気持ちでいっぱいです…!😭✨
記事を読んでくださったみなさん、本当にありがとうございました!
そして今回のムラタのnoteでは、とある場所へやってきました!
出雲村田製作所です!
ここで、「組織の活性化」への取り組みとしてコンデンサクッキー作り研修が開催されるとのことで、潜入しに来ました!
ムラタの組織を活性化する取り組み
ムラタでは、持続的な価値創造を実現するため、「従業員のやりがいと成長を組織力の強化に結びつけること」を目的に、従業員自らがムラタの組織の活性化に取り組んでいます。
それぞれの組織に対する課題感を持った多様なメンバーが集まり、より良い組織づくりのために自律的に活動しています。
その事例のひとつとして、今回は出雲村田製作所で組織の活性化に積極的に取り組む「いきいき~ず」の活動をご紹介します!😊
出雲村田製作所「いきいき~ず」の取り組み
「いきいき~ず」は文字通り、「従業員がいきいき働くことができる環境の実現」を目指して、従業員が自ら組織を発足してさまざまな活動に取り組んでいます。
「いきいき働くこと」に対する価値観は人それぞれであることを前提に、一人ひとりの考えを尊重しながらさまざまな形でコミュニケーションの機会やきっかけを作り、各々の強みや個性、魅力を探求しています。
ムラタのnote記事「世界初?!コンデンサの製造工程をお菓子作りで再現してみた!🍪」を読んだ「いきいき~ず」のメンバーが、「組織の活性化のために出雲村田製作所でも実施したい!」と企画してくれたことで、今回の研修開催が実現しました✨
コンデンサクッキー作り研修潜入レポート!
研修に参加したのは、出雲村田製作所でコンデンサ製造に携わる従業員をはじめとする20名!
幅広い世代のさまざまな職種のメンバーが集まりました😊
研修開催における目的は以下の通りです。
いざ!研修スタート!
6~7人ずつのグループに分かれて作業を始めます。
なんと参加者20名のうち、約半数はお菓子作り自体が初めて!
どことなく少し緊張感が漂います。
普段の業務では関わりのないメンバーと協力して、コンデンサクッキーを作っていきます。
バターを練って、砂糖と卵を混ぜて…
良品のコンデンサクッキーを作るために、各チーム内で声を掛け合いながら分担・協力し、和気あいあいと作業を進めていきます!
均一な厚さに引き伸ばす技術が求められる作業で多くのメンバーが苦戦する中、一部のメンバーが大活躍!
そば打ちが趣味のメンバーと、学生時代にピザ屋でバイトをしていたメンバーです。
思わぬところで発見できた意外な特技に、拍手が湧き上がっていました😊
続いて、ココアで色付けしたシートをカットして内部電極を作っていきます。
ここで正確なサイズで作らなければ品質不良の原因になりうるため、定規で測りながら慎重にカットしていきます。
と、ここでハプニングが発生!
異物混入です!!
コンデンサの品質管理の担当者が見つけました!
異物が混入すると不良品になってしまいますので、慎重に取り除きます。(異物の正体は、プレーンのクッキー生地の切れ端でした)
ハプニングも乗り越え、シートに内部電極を乗せていきます。
(コンデンサで言う、誘電体シートに内部電極を印刷する工程です!)
ズレなく均等に配置することが良品を作るための重要なポイントになります。
ここでは、いきいき~ずメンバーの考案で新たに作成された道具「印刷版」を使用します。
実はこの印刷版、細かい使用方法は作業標準(レシピ)に記載されていません。
各チームでどのように使うと一番効率が良いかを話し合い、各々のスタイルで使用されていました!
続いての積層工程では、このシートを4層重ねていきます。
「積みズレが出ないように気を付けよう!」など、コンデンサの実際の工程で使うような言葉が飛び交っていました!
そしてプレス!
中に空洞ができると不良品になってしまうので、均一に圧力をかけることがポイントです💡
「まんべんなく力を加えるのが難しい…」と声があがっていました。
プレスした生地をカットしていきます!
いよいよ焼成です!
2段あるオーブン、「上段と下段はどう違うの?!」とあがった声に対して、
コンデンサの焼成工程の担当者から「上段のほうが温度は安定します!」という声が✨
日頃の業務での知識がしっかり活かされていました!
焼いている間、つかの間の休憩です♪
15分ほど焼いてほんのり色づいたクッキーに、外部電極に見立てた卵黄を塗布していきます。
そして外部電極の焼き付けに入ります!
ついに、無事に焼きあがりました!!
まだ終わりではありません。最後にめっき加工の工程です!
Ni(ニッケル)のめっきをシュガーアイシング(粉糖を少量の水で溶かしたもの)、Sn(スズ)のめっきをグラニュー糖に見立てて、それぞれのめっきに投入していきます。
こうして各チーム、無事にコンデンサクッキーが完成しました!😊
完成したら、品質チェックを行います!
ドキドキしながらカットすると…?
3チームそれぞれの自信作を並べて、品評会を行いました!
出雲村田製作所の社長に一番の良品と認められたチームは…?!
最後はみんなで一緒にクッキーを食べ、終始笑顔が溢れる温かい研修となりました😊
参加者へのインタビュー!🎤
Q.今回の研修に参加した理由、そして参加後の感想を教えてください!
他にも、たくさんのポジティブなコメントが寄せられました!
担当者へのインタビュー!🎤
続いて、今回の研修を企画した「いきいき~ず」のおふたりにも話を伺いました!
Q. 今回の研修開催にあたり、大変だったことやこだわったことはありますか?
Q. 今回の研修開催、そして組織活性活動においての想いを聞かせてください!
出雲村田製作所 谷口社長へのインタビュー!🎤
今回私たちが潜入した、「出雲村田製作所」とは?
出雲村田製作所について
出雲村田製作所は、クッキーづくりの題材となった「チップ積層セラミックコンデンサ」を製造する事業所です。
コンデンサはスマートフォンやパソコン、自動車など電気で動くあらゆる製品の中で活躍する電子部品であり、ムラタのシェアは世界No.1です✨
■コンデンサの所要数(製品1台あたりに使用されるコンデンサの数)
■ムラタのコンデンサのシェア
地域とともに歩む出雲村田製作所
そんな世界トップシェアを誇るコンデンサを製造する出雲村田製作所は、
創業者の理念である「そこにムラタがあることがその地域の喜びであり誇りであるように」をありたい姿として、地域社会との共生にも取り組んでいます。
以前のnoteでご紹介した地元の小学校との食品ロス削減対決のほかにも、地域の方との交流や、次世代育成支援、地元の文化・スポーツの支援など、さまざまな活動を行っています。
総務課メンバーへのインタビュー!🎤
出雲村田製作所の総務課でさまざまな活動に取り組むおふたりに、インタビューしました!
Q.出雲村田製作所の魅力を教えてください!
Q.地域貢献活動への想いを聞かせてください!
さいごに
今回の記事はいかがでしたか?👀
noteの企画として執筆した記事が、このような形で社内研修に活用されるなんて、私たち自身も驚きでいっぱいです!
日頃からモノづくりに携わる従業員が集まって、真剣かつ和気あいあいとコンデンサクッキーに取り組む姿に感動しました…!✨
次回もお楽しみに!😊