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アルベルト・バスケス監督の映画「ユニコーン・ウォーズ」(2022年)第1レビュー「『最初の人間アダム』の壮大な実験」(再投稿レビューです。)

僕はなあ。
「僕の書いたレビュー」を惰性で読んで欲しくないし…
惰性で「スキ」されたくもない。
noteでレビューを書いてるとな…
僕にもナマイキに「常連さん」なるものが出来て…
僕がレビューを投稿する都度読んで下さって…
「スキ」をいただけるコトが多くなった…。

でもな。
そのうちに黒雲の様に「疑念」が広がっていった…。
コイツ等…本当に「読んでるのか」って…。
コイツ等…オレのレビューを読みもしねえで…
メクラ判で「スキ」の安売りをしてるだけの
「尻軽」なんじゃねえのかって「疑念」がな…。

そう思ったら…もう我慢ならねえ…
僕をフォローし…毎回メクラ判で「スキ」してる連中を
片っ端からブロックしたら…「やっと静かになった」…。

僕は…2024年7月21日に房総半島南端から…
遥々東京都渋谷イメージフォーラムに赴き…
アルベルト・バスケス監督の
アニメ映画「ユニコーン・ウォーズ」(2022年)と…
同時上映の「ユニコーン・ウォーズ」のプロトタイプ…
「ユニコーン・ブラッド」(2013年)を観に行き…

二度に渡ってレビューを書いた…。
「最初のレビュー=第1レビュー」は家に帰って直ぐ書いた…
「訳の分からぬ感情」に支配されて書いた訳の分からぬ内容で…
殆ど「常連」の理解を得られず…従って「スキ」も貰えなかった…。

僕は本当にバカな人間で…
「常連」に愛されたい一心で…
大急ぎで「分かり易い」レビューを書いた…
ソレが「第2レビュー」である…。

でもなあ…ソレは「違う」んじゃねえの…?
そおおおじゃねェェェェェだろうがァァァァァ!!!!!
僕の「本心」はッ!
生のッ剥き出しのッ感情はッ!
訳の分からねえ「第1レビュー」の方であってッ!
「僕の気持ち」を分かり易く書き下した「第2レビュー」如きは…
「僕の本心」から程遠いッ!
教授にいい点貰う為だけが目的の「卒論」に…
「考察」に成り下がっていたッ!

こうした…感情と疑念がマグマの様に渦巻き…
「第1レビュー」と「第2レビュー」を再掲して
一見さんに「読んで貰いたい」欲求が沸々と湧いてきた…。
邪魔な「常連」は一掃したから…
メクラ判の「スキ」が入る心配もないだろう…。

年寄りは前置きが長くてイカンねえ…
それでは「第1レビュー」を再掲する…
「第2レビュー」は別途再掲する…。

「再掲開始」

僕はこれから僕をイカす為だけの滅茶苦茶な自慰レビューを
書き殴るので誰も読まなくていいし「スキ」も要らない。

「ユニコーン・ウォーズ」が2024年の5月に渋谷イメージフォーラムとかの
収容人員数100人以下の超小規模の「ハンセンを訴えるススンダ映画館」で
上映されると聞いたときは何の感慨も無かった。

正確には…「渋谷イメージフォーラムに原子爆弾が投下されて
みんなみんなみんな死ねばいいのに」とは思ったよ。
ソレが地球の空気をキレイにする最善の方法だから。

そんな僕が「みんなみんなみんな死ねばいい」と思った
渋谷イメージフォーラムに行って実際に思ったことは
ココに来る人はみんな人生で一度も「ハレの日」がなかった
微塵も垢ぬけず微塵も「華」がなく服装が厳格な宗教者のソレで…。
僕は…まるで実家に帰ったかの様な安らぎを覚えた。
右を見ても左を見ても「僕とソックリの親戚」しかいないのだ。
つまり…渋谷イメージフォーラムに来る人はみんな…
「みんなみんなみんな死ねばいい」
と思っていると言うコトだ。

そうした…「死んだら地球の空気が確実に奇麗になる」人々から
2ヵ月近く愛好され…上映され続ける「ユニコーン・ウォーズ」とは
一体如何なる映画なのか…俄然興味が湧いてきたよ…。

「ユニコーン・ウォーズ」は最初の人間アダムの壮大な実験の話だ。
アダムとエヴァのコドモ…カインがアベルを殺し…。
最初の殺人を犯したのは
「神」の仕様設計に問題があると考えたアダムは
カインとアベルが一卵性双生児で同じ時刻に同じ母親から同じ姿で
同じスペックで生まれれば「最初の殺人」は起きないと考えたのだ。

だが…例え一卵性双生児として同じ時刻に同じ母親から生まれたとしても
カインとアベルには美醜の差があり…能力の差があり…。
母親の胎内の外に出る前後の差があり…。
カインは…。
「けっして『同じ』ではない」「アベルが依怙贔屓されている」
と言い出し…カインはモンスターと化してアベルを殺してしまう。

最初の人間アダムは実験が破綻した場合の安全弁として
聖母マリアを設定し…。
カインがマリアの血を飲んで美しくなろうとする契機をトリガーにして
猿たちが神殿でシコシコ作っていた
ダブルエントリーシステムの人工子宮・タタリガミが作動し
カインとアベルを人工子宮内に取り込んで「タネ」の状態まで戻す。

カインとアベルが「タネ」に戻った瞬間,
タタリガミは「万物の霊長」の姿を取り戻す。
だが今回の「万物の霊長」には股間に生殖器がないし
つがいの女も存在しない。

二足歩行するテディベアには再三再四生殖器が描写されていたのだから
今回の「万物の霊長」に生殖器が無いのには明確な意図があり…
「万物の霊長」は最早生殖の必要を認めず…。
「女」の存在意義すら排除し…。
未来永劫誰も生まない事を決断したのだと分かる。

「アダム」と呼ばれる万物の霊長は「炎の7日間」で世界を焼き…
超磁力兵器で地球の地軸を捻じ曲げ
6つの大陸を悉く海中に没しさせても尚
「もう一度チャンスを与えてくれ」
といい「神」はアダムに無限に機会を与え続ける。

「初手で女とセックスしなけりゃ『最初の殺人』は起こらないよね♪」

と主張するアダムをただ無数の猿たちのみが支持し彼に付き従う。

ユニコーンを絶滅させようが
森の生き物を絶滅させようが
テディベアを絶滅させようが

アダムは決して懲りない。

「こんどはうまくやる」

とカイジと同じ「寝言」を吐き続けるのだ。
オマエには賭けに勝つ才能が…賭博の才能がない…
ソレが「試行」が失敗し続ける原因で…
「ダメ人間のダメ回路」は誰にも修正出来ないのだ。

どうせ誰も知らんだろうが…
「ユニコーン・ウォーズ」(2022)には「プロトタイプ(原型)」とも呼べる
「ユニコーン・ブラッド」(2013)という10分未満の作品がある。
「ユニコーン・ウォーズ」のロングランを記念して
渋谷イメージフォーラムで
「ユニコーン・ブラッド」を「ユニコーン・ウォーズ」の後に
引き続き上映すると言う趣向だ。

「ユニコーン・ブラッド」はテディベアのカインが
自分より美しく才能のあるアベルを崖から突き落として殺して
「最初の人間アダム」に戻る話。

アルベルト・バスケス監督は…。
少なくとも11年前からアダムによる「実験」を繰り返しているのか…。
何度やっても…何度繰り返しても「同じ結果」になる未来しか見えん…。

なるほどなあ…。
頑なな生き方を自ら選ぶものは
心象風景に「他者」の存在する余地がなく…
エヴァもカインもアベルもいない
未来永劫アダム(とサル)だけの世界に…
「途方もない居心地の良さ」を感じ…。
斯くも長きに渡って…。
「ユニコーン・ウォーズ」を支持してるって訳だ。
ちいわかったよ…。

「ユニコーン・ウォーズ」はな…。
僕の様な…。
未来永劫決して救われるコトの無い人間の為に作られた映画だったんだッ!

遥々房総半島南端から旅をして…
渋谷イメージフォーラムで見出したものは…
右を見ても左を向いても…
ただただ「僕」だけだった御粗末である。

「再掲終了」

「ユニコーン・ウォーズ」のパンフレットのレビューがコレ…

「ユニコーン・ウォーズ」の「第2レビュー」がコレ…


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