Vol.23 路上生活者の周辺の諸問題とは?③〜撤去命令と共生生活編〜|路上生活マガジン
夏場に比べ生活が少しだけ安定してきたので、久々布団をコインランドリーに持っていきました。
数ヶ月ぶりの洗濯でフカフカなお布団に・・・
なりませんでした。
むしろチクチクしてしょうがない💧💧
どうしたものか・・・・
皆さんこんにちわ。
都心で路上生活をしてます村瀬テロスタンと言います。
路上生活者、いわゆるホームレスという事になります。
さぁ、今週も路上生活マガジンのお時間がやって参りました!
皆さんのフォローやスキなどのサポートが創作活動、また生きる原動力になりますので、気が向きましたらどうぞ宜しく😃✌️
さて、前回は隣人や周囲の人同士のトラブルのお話でしたね↓↓↓
本質的な部分はどこにでもある話であっても、きっかけは世間様と違いますからね。
まだの方はその辺を特に考えずに読んでくだされば幸いです☺️
とはいえまだまだ『諸問題』は出てくるんですよね・・・
では早速、 #路上生活マガジン 今週はこちら!
《思ってる以上にトラブルだらけ?の路上生活で起きた諸問題たち、パート3》
をお送りします!
前回と前々回はいわゆる路上者同士の話でしたが、今回は路上者VSいわゆる『そうでない人』。
特に路上者がやり合いそうな人達といえば、勘のいい人は大体想像つくと思いますがどうですか?
『そうでない人』の代表格、、、
そうです。
道路の管理事務所、または管理組合です。
以前より彼らとの間で度々起こっていた出来事をまとめてみましたのでどうぞご覧あれ✨
①度重なる撤去命令
季節に一回くらいのペースでしょうか?
都心だと道路の清掃やイベントで道路周辺を使用するため指定された期間までに荷物を退かしてくれという通達が来ます。
こんな文章の書かれたA4の用紙を持って大体10人くらいの大所帯で来るのですが、まぁ割合で言えば7割が管理事務所、残りは制服を着た警察官と福祉事務所の人間。
撤去の日の約二週間ほど前に来ます。
・定期清掃の一時撤去
これは年に二回程度行われるのですが、大体半日程度で終わります。
主に彼らがやる作業としては、ホース車で道路に水を撒き周辺をブラシなどでひたすら綺麗にするといった感じでしょうかね。
その時の一日のルーティンとしては、
といった流れですかね。
そしてこれは人によってですが、1.の一時的な荷物避難を前日、またその前にやってしまうという人もいます。
一時的とはいえこれも場所の取り合いですからね。
因みに初めての一時撤去の時は通達を配り終えた後に今の寝床の場所に来たので、何も知らないで普段通りの朝を過ごしてました。
ですが朝イチで周りが荷物退かしたり掃除したりしてる普段と違う様子を見て、"あーこれが退去かー。"と次に寝れる場所の事を考えて荷造りしましたね。
ただよく分かってないから恐る恐るご近所さんに聞いたら、
『定期的な清掃だから強制退去じゃないよ。いらないものあれば業者にゴミとして捨ててもらって、必要なものだけ持って掃除終わるまでどかしてる感じかな。』
と。
多分知らずに寝てたらそのまま私もゴミ捨て場行きになってたかもしれませんね😢
急死に一生とはまさにこの事か・・・
・大型イベント時の対応
これも清掃時の朝から昼にかけてのルーティンと一緒ですが、ひとつ違うのはその日の内に戻れないこと。
なので数日間場所を使用するため最大で一週間ほど居させてくれる代わりの寝床を探さなくてはいけません💧
まぁその辺は何年も該当の場所にいる先人たちが詳しいのでついて行くのも手なので特に心配はしてないですがね。
そして使ってた場所に戻る時は、イベント撤収開始のタイミングで戻ってまた清掃終了時のような流れになります。
これもまた、周囲のそれに合わせて移動開始してなんですかね。
②管理事務所とのやりとり
肝心の通達時はいつも10人くらいの大所帯で来るのですが、割合で言えば7割が管理事務所、残りは制服を着た警察官と福祉事務所の人間でしょうか。
もちろん警察官以外の人間はたまに見回りにくるのですが、普段の接し方と違って分かりやすく態度がデカく出てきます。
というのも警察官が二名ほどいるからなんですよね・・・実にわかりやすいなとしか。
ここまで来たら笑うしかないですよ😄
それに初めて遭遇した時は実際ニタニタしてたと思いますよ自分。
立ち会いできてる警察官からしたら、"路上者相手にやたらデカく出てるけど、決して偉い立場ではないだろうこの人たちは何様でいられるのか・・・"なんて思ってる人は少なからずいるでしょうね。
ちなみにご近所さんはこういう時だけ大きく出る彼らに常にブチギレてます。
この人からしたら"職務怠慢の管理事務所がどのツラ下げて来るんだ!"という事なんですが、世の中正論が通じない人に真っ向からぶつかっても時間の無駄では?という話をしたら聞き入れてもらえたのか、いつも通り機嫌良く掃除を始めました。
トラブルにならなくて一安心・・・・
・通告時の対応
これは通達時に我々が寝床にいれば説明を受けて紙を貰って終わり。
いなければ彼らが紙を置いていって終わり。
シンプルにこの二択ですね。
説明時からまともに敬語も出さず話しかけてくるので、その数分間イライラせずに説明を受けれるかが勝負かと。
警察の手前もあるからか、いなきゃいないで別に大したアクションも起こしてこないのでタイミングで外すのも別にアリかと。
初めて通達を貰った時は、彼らに寝床のダンボール蹴飛ばされたりして一部壊されてイライラした顔で話聞いてたでしょうがね💢
ただ次から大人しくなってたから、多分警察官に何か言われたんでしょうよ。
ザマミロだよ笑
③共生に求められるもの
この管理事務所や組合、普段から利用する人の迷惑にならないようにする。
当たり前ですが、そうすりゃあ苦情なんて来ないんですから。
一時的に別の場所で広げるにしても何にしても、許容範囲を超えない事が求められると思ってます。
その分ご近所さんみたく毎日のように道路の掃き掃除をやるとか貢献してれば、概ねの事は目をつぶってくれるのが我々の現状でしょう。
ただ周りにも一人だけ、ビルのタクシー乗り場近くにやたらと荷物を広げてる馬鹿者がいるんですが、本人曰く『苦情なんて今まで来てないからOK』とのこと。
そうは言っても公共の乗り物の発着場近く。そこに陣取ってるなら"もっと気を使え"と思いますがね。
因みにそこからタクシーを拾ってる人は見たことありません。
誰であれどんな奴がいるか分からんところにそもそも近寄りたくないのは明白。
そのうち彼宛に苦情が来て、担当者に屁理屈言っても彼が追い出される結末しか見えませんが😢
触らぬ神に祟りなし。
④最後に
その度寝床を建て直してというのは正直面倒なところですが、今や私にとっては普段何も言わない管理事務所達が『ここぞとばかりにデカい態度で出てくるのを内心ニヤニヤしながら眺めれる定期イベント』みたいな物だと思ってますがね。
『その都度向こうの指示に合わせながら常日頃から協力的な姿勢を見せる』
これも路上者と管理事務所たちとの一つの共生の形という事なんでしょうか。
というわけで今回はここまで!
次回はこちら!
来週も引き続き巻き起こる問題についてお話ししましょう。
それではまた!
Have a nice day! by 路上より。
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