読書メモ(前を向いて歩こう)

■感想

・前職の内定時に人事からもらった本を久しぶりに再読した。やはり読み返してみると経営者の色というのは会社全体の色になるということを再認識させられた。特に「感謝」や「愚直に」はかなり耳なじみのいい言葉だ。の仕事が誰のためになっているのかということを考えることの重要性を忘れずに仕事をしていきたいと思う

■作者と概要

・作者は篠原欣子。パーソルテンプスタッフ創業者。本書は篠原さんの伝記であり誕生から現在に至るまでの振り返りである。

■よかったインプットメモ

・テンプスタッフは篠原さんが40歳で起業した会社。きっかけはオーストラリアにワーホリで行った際に派遣という働き方に出会い、感銘を受けたから。当時の日本は「女性は単純仕事で寿退社」が当たり前だった世の中においてよりやりがいのある仕事を提供したいとの思い。

・入社してしばらくは女性だけの会社だった。そこにリクルートの営業だった水田さんが入ってきて風土は大きく変わった。(目標を数値で持つ文化など)100人を超える組織でも1人入るだけで大きく会社は変わる

・一度大規模な情報流出により会社が潰れそうになったことがある。その際は顧客情報を管理するシステムの委託先の社員が情報をネット掲示板で漏洩したことによるものであった。半年以上新規営業活動ができないほどのインパクトであった。

・年功序列ではなく、希望すれば定年まで働ける新しい雇用制度を作りたいと篠原さんは考えていた。その実現策の一つが社内子会社制度であった。

・テンプスタッフがアウトソーシングに本腰を入れ始めたのはリーマンショックの時。長期登録してくれたスタッフや社員の雇用を守る目的で本腰を入れた。

■その他メモ

・物事は思い通りにならないことが当たり前。それを前提に仕事をする

・置かれた環境で力を尽くして仕事をする。必要がない仕事というものはない

・わからないことや疑問を持ったことはすぐにその場で確かめる

・目の前の人に感謝をする

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