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デザイン業界|バイトかけもちのリアル

デザイン業界でアルバイトを2件かけもちして、4か月が経った。
やりたかったことを仕事にするのは、こんなにも楽しいのかと実感した。

今回は、アルバイトをかけもちして感じたことを素直にまとめてみた。
デザイン業界が気になる方、異業種への転職を目指している方の参考になると嬉しい。


1) アルバイトのきっかけ

絵を描くのが得意だったことから、「デザイン業界で働いてみたい」と思うようになった。
そんなこんなで前職では、少しだけデザイン業務を担当した。そして働きながら、デザイン学校へ通った。(経緯はこちら
思いは年々強くなり、功を奏して夢をかなえるタイミングがやってきた。 結婚を機に退職し、デザイン会社が多くある東京へ引っ越すことになったのだ。

前職と業界が全く違うので、まずはアルバイトで働くことにした。
初めての転職活動に四苦八苦しつつ、ようやくデザイン事務所でのアルバイトが決まった。

それから数週間、通っていたデザイン学校から「バイトしてみない?」と声をかけていただいた。
こうして、デザイン業界でアルバイトをかけもちすることになった。

詳しくはこちら

2) 具体的な仕事内容

ものすごくざっくりだが、それぞれの仕事内容をご紹介する。

【デザイン事務所】
本の装丁や文字組みなど、エディトリアルが中心のデザイン事務所で働いている。
校正チェックや図版の制作など、Adobe InDesignで作業することが多い。そのほか、電話応対や来客応対などの雑務もある。
丸一日デスクワークになるので、高い集中力が必要だと感じる。

【デザイン学校】
通っていたデザイン学校では、運営側のお手伝いをしている。
基本的には授業が円滑に進むよう、サポートする。生徒がきちんと授業を受けているか見回ったり、ついていけてなさそうな生徒に教えてあげたりする。
デザイン事務所とは真逆で、つねに動き回っている。だから、体力がものすごく必要だ。

3) スケジュールの調整

1年ぶりの社会復帰と東京での初仕事ということもあり、無理なく続けられるよう、シフトを調整している。
具体的には、両方のアルバイトを足して、週3になるようにしている。

例)とある週のシフト
・デザイン学校  週2日
・デザイン事務所 週1日
-------------------------
合計 週3日

どちらのアルバイト先も「無理せず、来れる時にシフトに入ってね」と言ってくださるので、ありがたい。
とは言いつつも、スケジュール管理に慣れるまで時間がかかった。

できれば、週3で働きたい。なぜなら週2日は、デザインの自主制作やnoteの執筆などに当てたいからだ。
ただ、実際のところは週1日になったり、忙しくて週4日になることがある。
今では、なるようになるさ精神でシフトを入れている。

また、アルバイト先によって、出勤時間や電車の路線が違う。どれか一つでも間違えれば、遅刻になる。
アルバイトのかけもちは、スケジュール管理能力が問われるとつねづね感じる。

4) かけもちは、ぶっちゃけどう?

慣れれば、デザイン業界でのアルバイトのかけもちは楽しいと思う。
わたしの場合は少し特殊で、デザインに携わりつつもそれぞれ職種が違うので、うまく回っているのかもしれない。

デザイン事務所では、InDesignのスキルや文字詰めなど、実践的なことが学べる。そして、デザイナーさんの仕事を間近で見ることができる。仕事のやり取りや進め方などをチラッと見るだけでも、勉強になる。

デザイン学校では、プロのデザイナーの方々が講師を務める。生徒をフォローしつつ、授業が聞けるので、勉強になる。
そして、同じ課題でも色々な作品ができあがるので、見ていて面白い。しかも、講師の方がその場でフィードバックされるので、わたし自身も勉強にもなる。

5) 気になる人間関係

職場の雰囲気は、それぞれ違う。

デザイン事務所は、みなさん集中して黙々と作業する。ずっとラジオがかかっているので、情報を得ながら仕事できる。
昼休みも静かで、各々好きなことをしながら食事している。

デザイン学校は、真逆で賑やかだ。
同じ時間に、担当授業が4本もある日があり、スタッフの方々と蜜にコミュニケーションを取る必要がある。なので、必然的に会話が多くなる。
また、わたし以外にもアルバイトの方がいて、みなさん同年代で話しやすい。デザイン業界で働くことを目指しつつ、学校でアルバイトをされている方が大半なので、デザインのこと、就職活動のことなど、共通の話題が多い。
仕事は体力系で正直大変だが、学校の友人みたいに気さくに話せる。だから、こちらでも楽しく働けている。

6) 唯一の失敗談

環境の変化がストレスとなり、人生で初めて五月病になった。

今年の2月末にデザイン事務所で働き始めた。

まだデザイン事務所のアルバイトに慣れてない中、自分を過信して、4月からデザイン学校でもアルバイトを始めてしまった。

この判断が、唯一の失敗だった。

どちらのアルバイト先でも、入社したてで覚えることばかり。慣れない人間関係の中、満員電車の通勤も初めてで、ヘトヘトな毎日だった。

ゴールデンウィークが明けたころから、仕事に行くのが嫌になってしまった。あんなに憧れていたデザイン業界で、働けているのに…。

もし、アルバイトをかけもちしたり、異業種への転職を考えている場合は、自分を過信しすぎない方がいい。
わたしの場合は、新しい環境に慣れるまで最低でも3か月は見積もった方がいいと勉強になった。


まとめ

今回は、デザイン業界でアルバイトをかけもちしている実体験を素直にまとめてみた。
アルバイト自体が人生で初めてだったので、全てが新鮮で楽しい。

就職活動に難航していたり、異業種への転職が不安だったりしたら、まずはアルバイトしてみるといいかもしれない。

人生のバイブル本である水野敬也さんの「夢をかなえるゾウ」にも、大切なことが書かれている。
自分がワクワクできて、持っている力を最大限発揮できる仕事を探さないと、一生を棒に振ることになる。
好みのラーメンの味を見つけるように、仕事も色々と味見(経験)しないと見つけられない、と。

まずは求人情報を見て、応募してみよう!
失敗を恐れずやってみるか、一生を棒に振るか。

あなたは、どちらを選びますか?

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村上 はな
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