釜石市を人的資本経営する
釜石でも人材育成に取り組もうと動いている。
昨日は釜石ガス、商工会議所、岩手銀行にいって、お話を聞いてもらった。
人材育成っていっても莫としていて、
たとえば、なにかができるようになる=スキルを身につける、
と絞り込む。
政府はリスキリングにたくさんおカネをかけようとしているが、
リスキリングは主にITのスキル。
DXがうんたらこうたらだから。
それらをビジネススキルだとすると、
それはネットでもできるし、一人でも学べる。
ビジネススキルに対して、ヒューマンスキルというものがある。
ヒューマンスキルには6つの能力(スキル)と1つのマインドがあって、
・リーダーシップ
・コミュニケーション能力
・ネゴシエーション能力
・プレゼンテーション能力
・コーチング能力
・ヒアリング能力
・向上心
釜石での人材育成には目的がふたつあって、
ひとつは、このヒューマンスキルを身につけること。
もうひとつは、人的ネットワークをつくること。
経営者は横のつながりがあって、しょっちゅう会って情報交換している。
昨日も商工会議所の勉強会、懇親会があった。
ところが、ミドルマネジメント層とか若手のプレイヤーたちは、
なかなか横につながる機会がない。
釜石のビジネスパーソンの人的ネットワークをつくる。
3万人しかいない街だからこそ、
ゆるくつながっていくことは可能だ。
ウィークタイズ(weak ties)緩やかな紐帯が大事で、
それがONE KAMAISHIのスローガンにつながる。
釜石市の産業全体で人的資本経営ができればいいな、と思っている。