子育てママ、自分たちのことも大切に
『ご自愛レッスン 〜周りを優先しすぎるお疲れママのための』
という本を読んでいると、
という、よく知ってる言葉に出会った。
でも、知らなかった。
金子みすゞの詩の一節だったのか。
「わたしと小鳥とすずと」という詩の一節。
昨日、かまいしこども園の「バンビテラス」。
TETTO(市民ホール)のギャラリーでやってるオープンなイベント。
マットを敷いておもちゃ広げて、
こども園の栄養士さんが離乳食とか栄養の話をしながら、
ママたちと園のスタッフたちとでおしゃべりする。
出汁のとり方とか、
なんの出汁が子どもにいいか、ウケるか、とか。
5ヶ月ぐらいは野菜やコンブがよさそう。
そのあとはカツオ、コンブ&カツオ、とりの肉出汁。
こども園でも出汁の飲み比べをする。
小さい子はコンブ出汁に興味あるけど、
子どもも大きくなるとコンブはうす味過ぎる。
カツオとかとり肉とか、インパクト系を好むようになる。
「出汁はどのくらい冷蔵庫でもちますか?」
ママからの質問に、栄養士さんが答える。
「2日ぐらい。でも冷凍すると保存できます。
製氷器で小分けにしていると、ちょこっと、1個から使えて便利です」
「なんで出汁を使うんですか?」
わたしの愚問に、栄養士さんが答える。
「旨味が入っていて、子どもたちも食べやすいです」
子どもたちの味覚は侮れない。
ママたちの間でも、
「しらすは潰すとグレーな色になってちょっと見た目が悪い、
しかも案外苦い」
とか、
「ブロッコリーはすぐに茹で上がって使いやすい」
とか、おしゃべりしながら情報交換。
10時にスタートして、
だんだんだんだん、一組、二組と増えていった。
「自分たちのことも大切にね」(栄養士さん)
みんな熱心に離乳食や子育てのことを聞いているし、しゃべっている。
子どものごはんをつくって食べさせて、
またすぐ子どものごはんをつくって食べさせる。
「ずっと子どものごはんのことを考えてる笑」(ママ)
自分のは、朝ご飯のつもりが昼ご飯になっていたり、
いつもかき込むように食べていたり。
自分たちのことも大切に。
ベビーフードもOK。
「疲れたときとか、お出かけのときとか。
自分でも食べてみるといいですよ」
びっくりするぐらい味が濃いいものもある、と。
2段重ねのお弁当タイプもある、と。
ご自愛ご自愛。
みんなちがって、みんないい。
『ご自愛レッスン 〜周りを優先しすぎるお疲れママのための』 長谷静香 モラロジー道徳教育財団 2023年