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人間と時間との関係の不思議

大隈塾の釜石スタディツアー初日。

東京駅から新花巻駅に着いて、
花巻でわんこそば。
体験バージョンで24杯食べきり。
それでももりそば2枚分だし、味噌おにぎりもついてるから、
わたしはお腹いっぱいなんだけど、みんなやっぱり若い。
ぜんぜん足りない雰囲気。

わんこそばはあとで効く

バスで三陸道に乗って、三陸道の説明をしながら鵜住居へ。
うのスタ(釜石鵜住居復興スタジアム)で被災の様子、
いのちをつなぐ未来館で防災学習。
防災リュックに何を入れておくかのワークショップ。
ベスト5をみんなで選んでもらうが、
みんなが選ぶのが、スマホのポータブル充電器。

水準高い未来館の防災学習ワークショップ

しかし、これが案外役に立たない。
スマホが使えないから。
なぜスマホが使えないか。
電波がないから。
電波の中継局が被災して使えなくなったら、
電波がなくなる。
スマホがフル充電でも、ね、ということ。

そのあと宝来館にいって、夕食とおかみさんのお話。
2011年3月11日からしばらく、
「防潮堤は役に立たない。防潮堤はいらないよね」
といっていた人たちが、
やがて時間がたてば、「防潮堤をつくってくれ」派になる。

人間と時間の関係の不思議さ。

おかみさんの話に耳を傾ける

時間がたてば、環境が変わるし、
環境が変われば、考え方も変わる。

良い悪いじゃなくて、人間そんなもの。
これも、防災学習のひとつだろう。
ここから、時間軸を長くもって考えることを学ぶ。
防潮堤の問題も、もう少し時間がたてば、捉え方が変わるだろう。