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子育て支援員の実習でかみしめる「心理的安全性」のありがたさ

子育て支援員になるための研修を受けてて、
昨日は上中島こども園での実習があった。

2歳児のクラスで、男の子3人、女の子2人。

そして、いきなり拒否の衝撃。
男の子2人、保育室にわたしがいるのを見ると、入室せず。

やばい。

先生たちが部屋の外でその子たちをなだめている。
(わたしからは見えないけど)
そのとき初めて、自分の服装がぜんぜんダメなのに気がつく。
事前に「エプロン持参」と指示されていたから、
カフェで使っているようなシンプルなブラックのエプロンを買った。
結果として、黒いジャージ、黒いジャンバー、黒いエプロン、黒いニット帽。
上から下までぜーんぶ黒。

「カフェで使っている」ような商品説明で買ってしまって、
しかも「動きやすい格好で」という指示にも、
それならいつものスタイルでいいや、と。

子どもたちのことをまったく考えてなかった。

やっちまったー。

さらに焦った。
部屋にいる3人の子どもたちがレゴブロックとかおもちゃで遊び始める。

(距離感がわからない)
(距離の詰め方がわからない)
(「ささっ、じーじと遊ぼう」じゃないことはわかる)
(テキストに「保育児童との距離の詰め方」って書いてなかったし)

それでも先生は、なんとなくわたしに興味を持っていそうな子を見つけ、
その子に言葉巧みにアプローチして、
わたしといっしょにレゴで遊ぶように仕向け、
その子がわたしと少しずつ遊べるようになったら、
それを見ていたほかの子たちも、
(ああ、大丈夫なんだ)
と気がついたのか、わたしにも近寄ってきた。
さらに、いっしょに遊べとプレッシャーかけてきた。

やがて、拒否ってた子たちも入室。
みんなで遊ぶようになっていった。

あとはお部屋を出て園庭で身体を動かしたり、
おやつやお昼ごはんを食べて、
お昼寝して、
起きてまた遊んで、おやつ食べて。
あっという間の6時間実習だった。

先生たちのこの、連携した場づくりのうまさに助けられた。
心理的安全性を確保するスキルに感動。

ちなみに、心理的安全性の高い場づくりには、4つの因子が必要。
・話しやすさ
・助け合い
・チャレンジできる
・新奇歓迎

最後の「新奇歓迎」は、わたしを受け入れてくれたことがまさにこれ。

ほかにも学びが多かった子育て支援員の実習だった。
あと一回、別のこども園での実習チャンスがある。
失敗しないように。
まずは今日、エプロンを買い直しにいってくる。

最後にサプライズ。先生の細やかな心遣いがうれしすぎる