じーっと見てると見えてくる
これまでは「書」ってよくわかんない、と遠ざけてきたけど、
じーっと見てると、ああもしかしてすばらしい?
とか思えてきた。
普段遣いの「文字」がアートになる、って、
日本語ってすごい!
と思った。
いやいやいやいや、書といえば本場は中国だけど、
たしかに漢字文化という意味ではそうだが、
ひらがなもあることが日本語の特徴。
といっても、どっちがすごいとかすごくないとか、
このさい問題ではない。
じーっと見てるとわかった、
じーっと見てると気がついた、というのがわたしがいいたいこと。
を体験した。
じっくり見る、じっくり考える。
すぐに答えを出さない、すぐに結論づけない。
問いを持ち続ける。
議論よりも対話を。
『こどもと大人のための ミュージアム思考』 稲庭彩和子編著 左右社 2022年
第50回大槌町民文化祭