畑でとってきて、調理して、庭で食べると、全身の知覚が活性化した
ギザギザの葉っぱ、丸い葉っぱ
大隈塾で「農の活動」をした。※
サブタイトルは「全身知覚活性化」。
五感をフル稼働するだけでなく、
全身の知覚を活性化させよう、と。
そのために、まずは畑にいく。
有機無農薬で野菜を育てているボンズさんから野菜に関するいろんな情報をレクチャーしてもらいながら、
ケール(ギザギザの葉っぱ)、白菜(重層的な葉っぱ)、ほうれん草(丸い葉っぱ)、パクチー(実は根っこが美味しい)を、畑に生っているものをもいでそのまま食べる。
葉っぱの野菜を食べながら、
花を食べる野菜はなんだろう(ブロッコリー、カリフラワー、菜の花)
花が咲いたあとの実を食べるのはなんだろう(トマト、なす、きゅうり)
とクイズを楽しんだ。
そして、ごぼう掘り。
いも掘りではない、ごぼうを掘る。
ごぼう抜きなんてあり得ない
これが容易ではない。
まずはごぼうの葉っぱをナイフで切り落とし、
残しておいた茎を目安に、周囲をシャベルで掘っていく。
ちょっと掘っただけでは、ごぼうはびくともしない。
20cm掘ってもまだまだ、
30cm掘ってもまだまだ、
掘り手を交代して、また交代して、
50cmぐらい掘ったら、なんとなく抜けそうだ。
手頃なスコップがなかったので、
手で丁寧に掘っていく。
ぐりぐりぐりぐり、掘ってはぐりぐり掘ってはぐりぐり。
丁寧に丁寧に掘っていって、
そうして、
ごぼうはぽっきり折れた。
4つのチームをつくってごぼう掘りをしたが、
20分ほどかかって、4チームともごぼうを折ってしまった。
大隈塾のメンバーの月収を、時給換算したらいくらぐらいだろうか。
それ相当のサラリーをもらっている人たちが、
20分かかってひとつの商品も生み出せなかった。
スーパーで何気なく買って、何気なく食べているごぼう。
自分たちで収穫することはできなかった。
癒やされるオリジナルハーブティ
そのあと、ハーブ畑でレモングラスなどを収穫したあと、
自分たちでハーブティをブレンドした。
①大事な時期、風邪をひかないようにしたい
(ジャーマンカモミール、リンデン、メドゥスイート)
②食べすぎたときの胃もたれケア
(ペパーミント、レモングラス、レモンバーベナ)
③スキンケア
(ローズ、ローズヒップ、ハイビスカス)
④ずっと座って仕事している自分へ
(シナモン、マテ、ジンジャー)
⑤気合を入れる、整える
(ホーリーバジル、レモングラス、ルイボス)
それぞれ飲み比べて、ハーブティを奥深さを味わった。
食べて笑って全身知覚活性化
最後は、畑で収穫した野菜を使って料理。
ケールのサラダ、ごぼうと人参の炒めもの、白菜のピェンロー鍋、
そして、BBQグリルを使って、ステーキとタンドリーチキンを焼く。
さらに主食は、農園の田んぼでそだてた米を竈で炊いた炊きたてご飯。
デザートこそなかったが、あったかいハーブティが、
いっぱいになった胃をケアして、こころもあたためる。
全身の知覚を活性化させ、豊かな気分で帰路についた。
※キャプテンシップ・チャレンジ 第2回WS「農の活動 全身の知覚を活性化する」