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6月27日セネカ
今日も『まいにち哲学』(原田まらる著)から1ページ、哲学の基礎を(どちらかというと入門レベル)学んでまいります。
今日6月27日はセネカのお言葉。
「苦しみや悩みは(ある種の)快楽になると言ってよい。」
たしかに何も予定がなくて暇になると、考えごとしてしまうよなあ…
セネカ(BC4頃-AD65年)は古代ローマの劇作家・哲学者・政治家。「ストイック」の語源ともなったストア派の代表的存在。暴君ネロの家庭教師も務めたそうです。
ちなみにストア派とは、古代ギリシャのゼノン(紀元前335年頃~263年頃)が創始した哲学の学派で、当時のギリシャ哲学を代表する学派。ストア派の原則は「自然に従うこと」で、宇宙の大原則に身をゆだね、不安や欲望を取り除き、神的な自然への服従を実践する生き方が理想とされたようです。
蛇足ですが、歴史上の人物の"家庭教師"ポジションに憧れます。王族や政治家、その他様々な偉人たちを"教育できる"と見込まれるほどの教養というか知性を持っている。それ自体に憧れを抱きます。もちろんそれだけの学問ができる金銭的余裕のある家に生まれ、家柄の後押し(推薦?)なんかもあってその役割を担うのだと思うのですが。
また、この家庭教師たちが、歴史上の人物の思想であるとか考えの根底を少なくとも一部はつくっていった。つまり歴史に大きな影響を与えたのだと考えると、感動すら覚えます。
セネカが家庭教師をしたネロは暴君として政治をめちゃめちゃにしていきますが…。
偉人たちの家庭教師の生涯なんかをまとめた書籍があれば読みたいものです。(大体哲学者とかだから、自分で調べるべきですね)