笑えるあなたになるということ。 #最終号あとがき
嬉し泣きは存在するのか今朝布団にくるまりながら、ぼくは「嬉し泣きは存在するのか」という昔からの疑問を、まだ朦朧とした意識なのか夢なのかが混濁した頭の中で考えていた。
はっきり言うと、ぼくは20代後半を迎えた頃あたりから、「嬉し泣き」の存在を信じていない。
「もう神を信じていない。」みたいに言うなと言われるかもしれないが、神を信じなくなった人が希望を感じているのか絶望を感じているのかは、本人ではなく「あなたの主観だろう」と脳が反射的に答えてしまうくらいだから、嬉し泣きを信じて