「花束みたいな恋をした」:鑑賞中いつのまにか絹がわたしになっていた
映画を観るときには付き物の予告。
わたしは本編ももちろん楽しみに観にいくが、 実は予告も同じくらい楽しみにしている。
「花束みたいな恋をした」も予告で あ、これ絶対観たい!!!と思った。
わたしの場合、基本的に映画は恋人と観に行く。彼が映画好きということもあって、観たい映画も誘いやすかった。
でも、恋愛映画は苦手と言っていたことを思い出し「観たいんだよね〜」程度におさめていた。 彼といかないなら1人で見に行く選択肢もあった
が、
とてもヒットしていてベタな恋愛映画とは違う。ということもあり、彼が観てみたい。と言ってくれたので一緒に観に行くことにした。
わたしもそこまで内容を知らなかったが、 観に行く前になんとなく調べてみたらこれがなんと私と彼に当てはまりすぎる内容。しかも最終的には別れるではないか、、
実際にこれをみて別れたカップルもいるくらいだし、、と映画を観る当日。こわくなった。笑
いつも彼がチケットを予約してくれて、 予約したよ〜と連絡がくるのだが、今回はまだ言われてない!!チケット買ってないならやっぱり観るのやめよう!と言おうか、、どうしようどうしようと思いながら電車に揺られていたらもう渋谷駅に着いていた。
しかもチケットを予約していたので、 上映前に 「映画見終わった後に別れよう。って言わない?」と質問して「うん。」と言われたので鑑賞。笑 そんな質問しても別れる時は別れるのにねー!分かってるよー!でもねー!という心の中の葛藤。気休めの質問でした。笑
さてさて、
観賞後の感想。
これはもう。みんなのストーリーやーん。
だってだって、絹と麦は世のカップルのわたしと恋人。
きっと27年生きていたら誰しもが、少なからずパーツパーツは当てはまるはず。
わーわーわー
坂元裕二さんの素晴らしさよ。
そして細かいところも気遣っていて本当に拍手しかないですの。
赤信号とか帰り道のコーヒーとかさ。 はじまりの時も赤信号。別れの時も赤信号。 お金ないときのコンビニのコーヒー。 収入増えた時のカフェのコーヒー。 でもまたお金なくなったときに戻ってるの。 コンビニに、
まあ、とにかく、すばらしい、
しかも世代がぴったんこカンカン!!! もうこれは同世代の人みんなにみてほしい!(押し付け) これは見てる最中に同じ時間過ごしてたかのように感じるよ。
学生の時ってさ、好きな人がいて話があったら共通点があるだけで、これは運命だー!!!こんなことがあるのね!付き合いました→ずきゅん!→もう結婚する! みたいにすーぐ思っちゃうのよね。
そんな簡単じゃないのよ。恋愛って タイムマシーンがあったら言ってあげたいですね。
でもやっぱり話が合う!一緒にいて楽!こんなに合う人絶対いない!!って思っても 社会人になって、過ごす時間が変わったら どこかでズレが生じてしまう。
運命だ!と思っていた分、その溝は大きくなってしまうのかもしれない。
喧嘩のシーンも、ものすんごく共感できたなあ。。
じゃあ、とか、だって、ってほんとに人を嫌な気持ちにさせてくれるよね。笑
じゃあ→仕方なく だって→言い訳
だから。
人って環境によって変わる人もいるし、 環境で変わらないで自分を持ち続けられる人もいるし、自分を持ち続けるために環境を選んでいくパターンもあるし、生活のためにやりたくないこともやって必死で働く人もいる。
お互い歩み寄ったり、妥協したりって本当に難しいことなんだなあ。。意外に
環境と気持ちはずっと一緒なんて無理なのよね。
一緒にいるパートナーを探すのってむずかしい。。
映画鑑賞中、付き合い始めた瞬間に終わりが始まっていて号泣号泣。
うゔ、悲しいよう。
でもわたしの希望としてはやっぱり好きな人とずっと一緒にいたし結婚したい〜〜
とまだ夢を捨てきれない27歳なのでした。