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息子のUNIQLO不買運動とウイグル問題①(全2回)


先日渋谷に息子の服を買いに出かけた。
休日の渋谷は人がすごく多い上に、11歳の男の子の服というのはサイズが難しい。

西武の子供服売り場→ZARA→H&Mと無収穫のまま動き回り、足が棒になったところでUNIQLOを発見。

「ここで買おう!ここならあるかも!」と言うと、
息子から意外な言葉が。

「ママ。ぼくはUNIQLOは買わないよ。」

えっ・・
「なんで?」

「ママ忘れたの。ママが教えてくれたんだよ。UNIQLOはウイグルを強制労働させて綿を手に入れてる疑いがあるんでしょ。そんなとこの服は僕は着ないよ。ママも買っちゃダメだよ。売上に協力して企業を応援することになっちゃうじゃないか」

・・あの話か!!

そうだ私がニュースを見て伝えたんだ。
数年前の話で、正直なところ失念してしまっていた。
訴状はZARAにも出ていたはず。さっきZARAに行った時はなにも言っていなかったから、UNIQLOが息子の印象に特に残っていたのだろう。

私は正直思った。

「息子よ・・・UNIQLOの服今ここで買えたら楽なのに・・!」

人混みの中を1時間半歩き回り、途中Googleマップを読み違えて道を間違えたりしながら、やっと見つけたUNIQLO。ここなら息子の服もありそう。

伝えてみた。

「息子よ・・わかる。そんな問題があったよね。とっても大切な、私達が自分ごととして考えないといけないことだよね。しかし今回、君の服がなくてこうして買いに来て、今日買わないとまた来週1週間手持ちの服のままだよ。今回までとりあえずUNIQLO買ってしまわない?」

「買わないよ。僕はそれなら今の服のままでいい。ママ。しっかりして。お願い。」


息子よ・・。
私はこの時、とても大切な岐路に立っていると感じた。ここで、息子の気持ちを無視して買っては絶対に駄目だ。

「分かった。じゃあ今日はUNIQLOで買うのはやめよう。その代わり、この問題を私たちなりに調べてみよう。中途半端な情報しか知らないから。きちんと判断しよう。」

私達は図書館に行って、本を借りた。

「命がけの証言」

「私の身に起きたこと」

「ウイグル人に何が起きているのか」

続く。

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