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10万円のダンゴムシ①(全?回)

突然だが、私はこれまでダンゴムシという存在に注目したことはなかった。

アルマジロやセンザンコウなど一部の生物の、

「危険を感じると丸くなって身を守る。そして守りの強度を増すため皮膚も厚く鎧や鱗のように変化(進化)させている」

という存在形態についてはとても好ましく可愛らしく感じ、興味関心を持っていたため、
アルマジロやセンザンコウについては、目についた情報はこまめにチェックしていた(ちなみにこの存在形態には当てはまらないが、カモノハシもとても気になっている)。

上記アルマジロらとほぼ同じ特徴を持つダンゴムシの存在も勿論把握はしていたが、
そのサイズ感ゆえか、枯葉や石の下に普通に存在する身近さゆえか、
ダンゴムシについて深く思考を掘り下げたことはなかった。

しかし、私はひょんなことから、

・この世にはダンゴムシをこよなく愛する人たちが存在すること、
・希少なダンゴムシに大金を払っても購入したい、飼育したいと思う人たちが存在すること、
・そして何よりダンゴムシにはとてもたくさんの種類があり、その多種多様性はとても魅力的であること

を、知ったのだった。私の息子(11才)のおかげである。

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