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#4 読みたい!知りたい!気になる新刊 : 2023.2月

2月もあっという間に終わってしまいました。もう3月も半ばに差し掛かり、今日なんてとてもぽかぽかしているので春を感じています!

そんな中ではありますが、2月の新刊まとめです!

今回も色んなタイプの本がありますが、なんとなく心に効く本が多いように感じました。

今月の気になる新刊

\\ 2023年2月分まとめて //
期間 : 2月1日〜2月28日
今月も1ヶ月まとめてとらなってしまいました。

今回気になった本は102冊…!すごい大豊作です。その中から気になる本をランキング形式で10冊ご紹介します。

毎度のことながら長いので、気になる部分を是非つまみ読みしてくださいね。

第10位 世界カフェ紀行-5分で巡る50の想い出

制作 : 中央公論新社
出版社 : ‎中央公論新社
発売日 : 2023年2月21日

珈琲、紅茶、ぽかぽかココアにご褒美ビール。世界中どこでも、カフェには誰かの特別な想い出がある――。各界著名人による珠玉のカフェ・エッセイ全50篇。

出典 : 中央公論新社

旅エッセイも食べ物エッセイも大好きな私にめちゃくちゃ刺さる本が出版されました…!50の思い出なので恐らく50人の著名人のエッセイなのでしょう。

1編5分なら通勤や休憩時間などの隙間時間にコツコツ読めそう!これから読書週間を付けたい旅好きの方に特に良さそうな印象です!

第9位 丸の内魔法少女ミラクリーナ

著者 : 村田沙耶香
出版社 : ‎KADOKAWA
発売日 : 2023年2月24日

世界にあふれる理不尽や呪縛から、人生を解き放つ魔法がここにある!
36歳のOL・茅ヶ崎リナは、オフィスで降りかかってくる無理難題も、何のその。魔法のコンパクトで「魔法少女ミラクリーナ」に“変身”し、日々を乗り切っている。だがひょんなことから、親友の恋人であるモラハラ男と魔法少女ごっこをするはめになり…ポップな出だしが一転、強烈な皮肉とパンチの効いた結末を迎える表題作ほか、初恋を忘れられない大学生が、初恋の相手を期間限定で監禁する「秘密の花園」など、さまざまな“世界”との向き合い方を描く、衝撃の4篇。

出典 : KADOKAWA

魔法少女(36)
…36!!!もう少女じゃない!!!立派なレディ。そしてモラハラ男と魔法少女ごっこ???という、インパクト強作品。

昔「殺人出産」や「コンビニ人間」で度肝を抜かれた著者、村田沙耶香さんなので多分一筋縄じゃいかないでしょう。

第8位 「気にしすぎな人クラブ」へようこそ 僕の心を軽くしてくれた40の考え方

著者 : 吉本ユータヌキ
出版社 : ‎SDP
発売日 : 2023年2月23日

ちょっとしたことで、モヤモヤしたり。
「自分なんて……」ってクヨクヨしたり。
「なんでこんなことするんだろう」ってイライラしたり。
「こんなこと気にしてるのって自分だけ?」と悶々としたり。
とにかくいろんなことが気になっちゃってしょうがない!
そんな気にしすぎなあなた……「気にしすぎな人クラブ」へようこそ!

この本では、誰もが感じたことはあるけどふたをしてきた
「モヤモヤ」「イライラ」「クヨクヨ」といった
「心に引っかかっちゃうこと」の正体に気づき、
「自分の本当の気持ち」や「考え方のクセ」を知るお手伝いをします!
「気にしすぎあるあるシチュエーション」の4コマ漫画と、
気にしすぎ作家・吉本ユータヌキと公認心理師・中山陽平の対話を
読み進めていくうちに、ラクに生きられるヒントがたくさん見つかります。

出典 : SDP

Twitterでよく拝見する吉本ユータヌキさんの本です。普段の生活の中でちょっとしたことで落ち込んだりクヨクヨしてしまうことがあります。むしろ大きな出来事の方が割り切れるのはなぜでしょう。

「気にしすぎな人クラブ」に自分が入会するほどなのかは分かりませんが、きっとだれもが共感できる些細な心の動きがあると思うのです。どうしようもない時のお守りとしても是非手に取ってみたい一冊。

第7位 バナナケーキの幸福 アカナナ洋菓子店のほろ苦レシピ

著者 : 山口恵以子
出版社 : ‎PHP研究所
発売日 : 2023年2月10日

いつも穏やかでお菓子作りが上手な母・茜と、法律事務所に勤めるしっかり者の娘・七。

ある日、茜は医師である夫から突然離婚を言い渡されてしまう。夫の身勝手さに傷つき、離婚成立後もショックを引きずる茜。七と商店街のメンバーは茜を励まし、手作りのパウンドケーキの販売をすすめる。「人生へのリベンジ」をかけて、母娘二人のケーキ販売が始まった!

奮闘する母娘の絆をケーキと共に温かく描く感動作。

出典 : PHP研究所

お菓子が題材の本って気持ちが温かくなるから好きです。この本はストーリー的にマイナスな要因から入っているのかもしれないけど、人生を立て直す手段として母と娘が協力してお店をするっていいなと思いました。

甘いお菓子はきっと、幸せを運んできます。

第6位 起業家フェリックスは12歳

著者 : アンドリュー・ノリス、千葉茂樹
出版社 : あすなろ書房
発売日 : 2023年2月17日

お母さんにプレゼントした手作りバースデーカードが大好評で、カードを売り出すことにしたフェリックス。オンラインショップを立ち上げると、カードは爆発的に売れて、とうとう税金まで払うことに・・・。

商品開発、集客と販売、Webサイトの立ち上げ、最強のチーム・・・そして税金まで。会社づくりの参考書になるくらい具体的で、物語を楽しみながら、起業・経済のしくみが自然に理解できる、ウィットブレッド賞受賞作家がおくる異色のビジネス入門小説!
ビジネス+友情+家族のワクワクする楽しい物語です。

出典 : あすなろ書房

起業って聞くととても難しいイメージ。バリバリ働いている仕事のできる人しか選べない道のイメージが強いです。

対象年齢が小学校高学年からなので児童書ではありますが、大人の起業のイメージをぐっと下げてくれそうな1冊。起業ってどうなのかな?誰でも出来るのかな?という疑問を解決したいのでとても気になります。

第5位 待つ(乙女の本棚シリーズ)

著者 : 太宰治、今井キラ
出版社 : 立東舎
発売日 : 2023年2月17日

人気シリーズ「乙女の本棚」第30弾は、文豪・太宰治×イラストレーター・今井キラのコラボレーション!
小説としても画集としても楽しめる、魅惑の1冊。全イラスト描き下ろし。
ああ、私は一体、何を待っているのでしょう。

毎日、毎日、駅にまだ見ぬ人を迎えにいく女性。今日も彼女は、駅の冷いベンチに坐っている。

太宰治の名作が、他の追随を許さない独自の空気感で、世界中のロリータ少女たちから支持され続け、本シリーズでは太宰治『女生徒』を担当する大人気イラストレーター・今井キラによって描かれる。
名作文学と現代の美麗なイラストが融合した、珠玉のコラボレーション・シリーズ。
自分の本棚に飾っておきたい。大切なあの人にプレゼントしたい。そんな気持ちになる「乙女の本棚」シリーズの1冊。

出典 : 立東舎

乙女なイラスト×文豪の異色さたるや!
初めて知ったシリーズですが30冊目とのこと。こんなに際立った存在に今まで気づかなかった自分に驚きです。

めちゃくちゃお堅いイメージの太宰がこんなにキラキラするとは。文豪の本は敷居が高いですが、この本なら読めそう。

第4位 82年生まれ、キム・ジヨン

著者 : チョ・ナムジュ、斎藤真理子
出版社 : ‎筑摩書房
発売日 : 2023年2月13日

ある日突然、自分の母親や友人の人格が憑依したかのようなキム・ジヨン。誕生から学生時代、受験、就職、結婚、育児…彼女の人生を克明に振り返る中で、女性の人生に立ちはだかるものが浮かびあがる。女性が人生で出会う困難、差別を描き、絶大な共感から社会現象を巻き起こした話題作!韓国で100万部突破!異例の大ベストセラー小説、ついに邦訳刊行。

出典 : 筑摩書房

言わずもがなの話題本がついに文庫化!映画もあったんですね。この物語のレビューで「これは私の物語だった」と言っている方をよく見ます。国も人生も違うはずなのに、多くの人が経験した体験や気持ちがこの本に凝縮されているのかもしれません。是非読んでみたいです。

第3位 学芸員の観察日記: ミュージアムのうらがわ

著者 : 滝登くらげ
出版社 : ‎文学通信
発売日 : 2023年2月27日

山奥博物館で働く仲間たちは今日もお仕事に奮闘中!
ここはさまざまな役割を持った人が、日々働く、わりと大きな規模の公立博物館。展示をつくったり、 モノをあつめて、しらべて、整理したり...そんな学芸員たちは、どんな生き物なのか!? 学芸員ならではの悲喜こもごもをほのぼのとしたトーンで描く四コマまんが。

博物館の格好のお仕事案内であると同時に、学芸員になりたいと思う人のための本。書き下ろしで、学芸員の仕事がわかるコラム各種、四コマ「【外伝】学芸員の就活日記」なども収録しました。

SNSで連載中。待望の書籍化です!

出典 : 文学通信

学芸員に憧れがあります。大学時代、学芸員の資格を取るか図書館司書の資格を取るかで大いに悩み、図書館司書を選びました。この2つは授業時間が被っていてどちらかしか選択できなかったので。両方興味ある人絶対多いのに…!

選んだ方に後悔はないけど、選ばなかったものというのはいつまでも憧れで輝いて見えるものです。美術館も博物館も大好き!人気職なので狭き門の学芸員の生活。とても興味あります!

第2位 家が好きな人 (リュエルコミックス)

著者 : 井田千秋
出版社 : ‎実業之日本社
発売日 : 2023年2月1日

「自分の家が、一番好き。」
今日も今日という日が紡がれる。
楽しかった日も、そうじゃない日も
いつでもここはあたたかく包み込んでくれる。
日常に散らばるたくさんの小さな幸せ。

大人気イラストレーター《井田千秋》が贈る
温かい日常を家と共に描く
オールカラー コミック&イラスト集

出典 : 実業之日本社

井田千秋さんの描くごはんの絵がとても好き。なんだかほっとする。外で頑張って仕事したり勉強したり。みんな1日戦っていて、だからこそ家にいる時間が大切で。

気になる本として紹介していますが、こちらは既に購入済み笑 是非たくさんの人に手に取ってもらいたい1冊です。

第1位 本屋、地元に生きる

著者 : 栗澤順一
出版社 : ‎KADOKAWA
発売日 : 2023年2月22日

「待ちの本屋」から「使ってもらう本屋へ」――。今なすべきことは何か。
いずれ本屋は町から消えてしまうのか? 訪れるお客様を待つだけの商売はジリ貧のご時世。全国区の名物書店の外商員が手掛けたのは「本とのタッチポイントを町中に多数作ること」だった――。

「店舗勤務ではなく外商部所属になっている私は、およそ書店員らしからぬことを日々行うようになりました。イベントに関していえば、さわや書店が開催するイベントを仕切るだけでなく、盛岡市内の公共機関や企業が主催するイベントのコーディネートまでを引き受けるようになりました。新聞に書評を書いたり、ラジオに出演したりもしています。醤油の商品開発に携わったこともあります。その醤油は、さわや書店の店頭で販売しました。(略)もっとやれることがあるのではないか? 簡単に妥協はしていないか? そう考えてみたなら、これでもういいと納得できるポイントなどはなくなります。まだまだやれることはある。やらなければならない。そう考えながら私は、日々、あちらこちらを駆けずり回っています。書店員の姿らしくないと思われるかもしれませんが、私自身はこれがこれからの書店員の姿ではないのかという気がしています」(「はじめに」より)

出典 : KADOKAWA

書店や本の本に目がない私にとって、この本は何よりも気になる存在。特にさわや書店さんはいつか行ってみたい書店の一つです。本屋にとってとても大切な役割を担う外商部での仕事。私も以前は全国チェーンの書店で働いていましたが、外商部の仕事内容は知らないことだらけです。

恐らくさわや書店さんのように自分の書店以外のイベントを企画したり商品開発したりはしてなかったと思うので、かなり革新的だなと感じました。読むことで自分の考え方が広がりそう!


おわりに

ということで、2月の読みたい本でした。
毎月こんなに読みたい本があると、なかなか全部は読み尽くせないなぁと思う今日この頃です。

実際に読んでみて「これは絶対みなさんに読んでほしい!」と思う本は記事にして共有していこうと思います!

ちなみに今はこちらの本がおすすめです!

「ある行旅死亡人の物語」


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