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【声劇】神話の時代の戦争で、闘わない選択をした男達がいた
こんにちは!
今日は3000年以上も前、古代ギリシャの吟遊詩人・ホメロスが書いた「イーリアス」のお話の一部を紹介させてください!
イーリアスとは
ギリシア神話を題材とし、トロイア戦争十年目のある日に生じたアキレウスの怒りから、イーリオスの英雄ヘクトールの葬儀までを描写する。ギリシアの叙事詩として最古のものながら、最高のものとして考えられている
トロイア戦争10年目のある日の話。
英雄アキレウス(アキレウスの父は人間、母は海の女神で、不死の肉体を持っていたが、アキレス腱のとこだけは不死になっていなかった)の怒りから始まる物語。
ホメロスが第1歌から第24歌までを綴った長編の叙事詩なんですが、そもそもトロイア戦争はどうして起こったのか?って事を60秒でまとめてみました笑!!
動画はこちら↓
動画を見ていただいたら分かると思うのですが、災いの神がきっかけを作り、最高神ゼウスが人間に判断を任せ、女神アフロディーテが人間の倫理観を超えた褒美を用意したことで、ギリシア連合軍vsトロイア軍の10年に及ぶ長い戦い(しかも神々を巻き込んだ戦争)を引き起こしてしまうことになりました。
この戦争、有名なトロイの木馬(トロイアの木馬)と呼ばれる巨大な木馬を使って終結して行くのですが、今日はイーリアス「第6歌」の中にあるお話をご紹介させてください!
イーリアス第6歌・グラウコスとディオメーデス
登場人物は
ギリシア軍の武将・ディオメーデス
トロイア軍の武将・グラウコス
の2人です。
ギリシア側のディオメーデスは誰もがその名を知る名高い英雄なのに対して、トロイア側のグラウコスは、ほぼ無名の若者でした。
そんな2人が戦場で出会い言葉を交わし、死生観を語り、境遇を知り、お互いに殺し合わないという選択をするに至りました。
(中高生が街で喧嘩になり、口論するうちに「同じ地元の先輩と知り合い」という共通点を見つけて喧嘩を止める、みたいな話ですが)
「先祖の名を汚すな」と父から言われて戦場にやってきた若者グラウコスの『人の人生なんて木の葉の移ろいと同じ』という死生観や、先祖に礼を尽くし「闘わない」選択をするディオメーデスの思い。
戦場という極限の環境に置かれても、人間らしさを忘れない英雄の、その場面が好きなので、声劇にしちゃいました✨
よろしければ、ご覧下さいませ↓
見ていただけました?
お聞きいただけました??
2人の豪快な英雄を、朗読団の女性に演じてもらっちゃいました!!
めっちゃかっこよくないですか??笑
このお二人の演技、すごく好きなんですよね!
ほんと、我ながら素晴らしい声劇を編集出来たと思います。
ちなみにナレーションはわたくし、ユーラギが担当させていただきました!
褒めていただけたら喜びます(笑)
最後までお読みいただきありがとうございました!!