26歳のわたしに、もしも何か起きたときの遺書
友人が遺書を書いていました。読んでいただければわかるように、彼女は元気で、でも人生って何が起こるかわからないよね、と私も共感したのです。
そもそも私も人生を愛おしがっていたという記録のためにnoteを書いているところがあって、私にもしもなにかあればこのnoteのなかから私の片鱗を、私がみた世界をいくらでも一緒に見てほしい、いわばこのnoteぜんぶが遺書だという気持ちで書いてきました。でも、もう記事はゆうに1,000本を超えて、片思い相手のことを1ミリでも多く知りたい時期じゃあるまいし、とてもじゃないけど全部読んで理解してほしいっていうのもわがままなので、ここに遺書をまとめてみます。
明日で27歳。26歳の私がするさいごの挨拶にはなります。あ、ちなみに息を引きとるまでいかなくても、脳死になったら延命しないでね。あと、私は痛いのも血も苦手だったので、申し訳ないけどドナー提供はしません。家族と、恋人が困っているときにだけ、もし私を使えるのなら使ってください。
さて、今年は年始からいろんなことがありすぎて、いつまでも日常が続くと当たり前に信じていた意識がすっかりかわりました。ひとり旅もよくする私は、ひとりぼっちで、さらに海外で災害に遭えば、航空事故に遭えば、無事でいられる可能性もかなり下がるのでしょう。絶対におばあちゃんになるまで生きたいですが、念のためこれを残します。
まず、事務処理に手間取らせてしまうかもしれません。私自身が、契約だったり使ってるサービスを完全には把握していないのです。ごめんね、口座に少しお金があるのと、パパに少しかもしれないけど保険のお金が行くはずです。
私の持ち物のなかで、洋服や雑貨には私自身執着がないので好きに処分してください。きっと私の家族は何も捨てられないと思うけど、私自身が大切にしていたものはほかにあるので、できればそちらを、わがままですが、下記のようにそれぞれ扱ってもらえたら嬉しいな。
私の本は、すでに一部寄贈した場所に、全部寄贈します。家族ならわかってくれると思うので、前と同じく全部家族にお願いしたいです。読みたいものは読んでね。実家にあるケースのなかの文庫も、今度こそ手放します。
アクセサリー類は、妹に。使いたいのがあれば使ってね。いらなければ捨てるでも売るでもしてください。
手紙は、私が今の家に置いている分だけ、箱にまとめているから、棺に入れて一緒に燃やしてください。もしこのnoteが見つかるのが遅くて間に合わなければ、できれば燃やしてください。
大事なものはこれくらい。
友人たちへ
私という人間を面白がってくれた人たちが私の友達なんだと思うけれど、万が一の時はこの文章をインスタだとかTwitterだとか noteだとかに撒き散らすのをみんなにお願いしてもいいですか。最後のお願いです、頼んだ。
私は自他共に認める(?)社交的な根暗でしたが、人生のあらゆるフェーズで友人からの刺激を受けて、支えがあってここまでこられました。ときにコンプレックスに落ち込む日も失恋を引きずる年もあったけど、いま、27歳を目前に、自分の人生がとても好きです。それはきっと周りの人に恵まれ続けたからだと思っているし、小学校で友達ひとりとしかコミュニケーションがとれなかった私が、いつの間にか「友だち多すぎるよ笑」と友人たちに言われるほどの人と巡り会うことができました。
まじで、まだまだみんなと飲みたかったな〜!ほんとありがとう!
家族と恋人にも、書きます。私の幼馴染、唯一の小学校からの同士よ、これを家族が見つけられなそうだったら、両親の職場に伝えるんでもいいからどうにか伝えてくれないか。友達みんなにこんなこと呼びかけたら混乱するかもだから、責任感の強い君にこんなことお願いしてごめん。ありがとう。
死んでなお儲けようとするわけじゃないけど、ちょっと恥ずかしいので非公開にさせてください。家族と恋人は、何かあったときだけ、記事を買ってみてください。
家族へ
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