息子が通った幼稚園のロゴデザイン制作しました
本業、デザイナーとしてお仕事をしている者です。
昨年もデザイナーとして、いろいろなお仕事をさせていただきました。コロナ禍も徐々に明けてきて、多くの人との接点を増やすことができた1年だったと感じます。
この記事では、2023年をふりかえり、昨年ぼくの中で最も印象に残ったデザイン案件である『息子が通った、そしてこれから娘が通う大谷幼稚園のロゴデザイン制作』について振り返ろうと思います。
デザイナーなら、いやデザイナーに限らず誰しもが、自分がよく知るもの・自分が好きなものに携わる仕事ができれば素敵だと思うのではないでしょうか。大谷幼稚園の案件は、ぼくにとってそのような機会となりました。その体験を言語化してみたいと思います。
ロゴ制作の概要
お仕事の巡り合わせ
ぼくはコレデというロゴデザインサービスのデザイナーとして、この案件にアサインされました。コレデは、ロゴデザインを短納期で制作することに特化したサービスです。
クライアントが大谷幼稚園であることを知ったのは、アサインされた後でした。「今回は、幼稚園のロゴです。幼稚園の名前は。。。」と聞いて、ビックリ。それは息子が2年前まで通っていた幼稚園で、来年からは娘が通う予定です。本当に偶然の巡り合わせでした。当然園長先生とも顔見知った状態で、最初の打ち合わせでは「村上さんって、デザイナーさんだったんですね」というところから始まる案件でした。
ロゴデザイン
デザインの対象は、「にじいろキッズプログラム」という独自の新しい教育プログラムを立ち上げるためのロゴデザインでした。
依頼者が重視したいコンセプトは、自分の個性を認め、他人の個性を尊重すること。デザインは、「にじいろ」という名前にちなんで、7色の個性を表すオーダーでした。非常に明確なコンセプトをお持ちで、デザインをスタートする材料は揃っている状態でした。また、園長先生が打ち合わせでおっしゃっていた「原石」という言葉をモチーフに選びました。
コレデでは、デザイン制作はクライアントと対話しながら2時間の打ち合わせの中で完結するように進行します。その時間の大半を7つのキャラクターを魅力的に仕上げるのに使い、制作を進めました。
嬉しかったこと
すでに共感できている思想をデザインする
息子を3年間通わせていた幼稚園だったので、その幼稚園が何を大事にしているかは理解していました。そして、その想いにはプロジェクトが始まる前から共感していました。普段の仕事では共感のポイントを探すためにヒアリングやワークショップを行いますが、既知の魅力をどう伝えるかに集中して仕事をするのは非常に楽しかったです。
息子と園長先生がデザインの話をしたらしい
息子も幼稚園の考え方の理解者の一人です。良い機会だったので、プロジェクトの途中成果物を息子にも見せて意見をもらっていました。A案とB案のどちらが良いか、どちらが幼稚園にふさわしいか、息子に判断を求めました。
息子は、自分の考えを園長先生にも伝えたそうです。息子はたびたび幼稚園に行く機会があり、たまたま園長先生に会ったので、デザイン案について話し合ったそうです。これはデザイナーとしてというより、父親としても嬉しいことでした。
出来上がったロゴデザインを非常に活用してもらえている
出来上がったロゴデザインに配された7つのキャラクターは、インスタグラムで頻繁に使っていただいたりしています。幼稚園内でキャラクター名を公募してひとりひとりに名前をつけてもらい、コミュニケーションマークとしての役割を果たしています。ロゴデザイン案件全般に言えますが、団体や企業の世界観・ブランドイメージの一端に関われることは大変嬉しいです。
このロゴデザインが完成してから、発信される情報がカラフルで明るいの雰囲気に変わったように感じます。保護者からの肯定的なフィードバックも多く寄せられていることも、妻伝いに聞いています。このロゴデザインが、幼稚園の新しいアイデンティティとして受け入れられているのを見るのは、デザイナーとして大きな喜びです。
さいごに
これは副業として、出会った案件でした。
本業の枠にとらわれず能動的に活動していたからこそ、出会えた案件であったでしょう。今年も、より多くの新しい出会い、新しい案件があればいいと願っています。
その考えは、本業であるDSCL Inc.にも通じます。今年は、DSCLでのお仕事の幅も増やし、発信も精力的に行いたいと考えています。弊社ではここ数年、実績記事、Note、DMなど、本格的に自分たちのナレッジを発信しています。現在はこのチームには所属していませんが、来年は積極的に記事制作に関わりたいですね。
とりあえず、去年書いた1件の実績記事を貼り付けておきます。
本業、副業ともお仕事のご依頼お待ちしております。
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