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安心・主張・共感のセットで濡れ衣をさらりと脱ごう。

愛犬と散歩をしていると、本当にいろんな人に会う。

普通に生きていてもいろんな人に会うが、愛犬と散歩をしていると、明確に「動物が嫌い」な人にも遭遇する。

悲しいかな、未だ野良猫がうざったいという理由で罪悪感なく毒を撒くのが当たり前の地域や集落もある。(極端な例だけれども)

そんな「動物嫌い」な人達は時として「動物好き」以上に動物を監視している時がある。

ある朝散歩をしていると、歩いているだけで頭上から女性の叫び声が聞こえてきた。

『そこでおしっこさせないでちょうだい!』

まず、朝からこのヒステリックな怒号を二階の窓から当ててくる事にびっくりしたけれど、
そもそも私の愛犬貴子はここでおしっこをしていない。NUREGINUUUU!!

そこで私はなんと返事をしたか。

(返事の仕方によっては敵だとみなされかねないし、すでにかなり敵視されている状況。めちゃ不利。超不利。上記したような「動物嫌い」も世間には存在する以上、敵視されたが最後、人間の言葉を話せない愛犬が何をされるかわからない。ここは絶対に外せないミッションである。)

と、いう事を0.1秒位で思考。

私は『大丈夫です!おしっこしていません。家の周りでよくされるんですか?嫌ですよね。大変ですよね。』と返した。

コールセンターでの勤務経験が大いに役立った。

言う順番次第では相手の感情を逆なでしてしまう可能性があるので、まずは共感や安心させる言葉を言ってから伝えるべきことを伝えるのだ。

そうすることで、濡れ衣もさらりと脱げ、かつ、濡れ衣を私達に着せてしまったことへの謝罪もあり(これがあるかないかでこちらの気持ちがかなり変わってくる。これがないとわだかまりが残る)、私達が大変さに共感したことで私達が「敵」というカテゴリーではなくなるのだ。

女性からは『あら、そうだったの。ごめんなさいね。そうなの、周りでよくされてしまって困っているの』という回答があった。その後、軽く会話をして失礼したが、それからというものの、怒号は飛んでこない。

この術はいろんなところで応用が利くのだが、
今回は一番役に立ったと思った。

どれが欠けてもうまくいかない。
共感だけでは濡れ衣は晴れないし、
主張だけでは心からの謝罪はないだろうし、
安心だけではなにが大丈夫なのかわからない。笑

安心(「この人は話ができる人だ」「話を聞いてくれる人だ」って思ってもらうって意味でもあるよ)
主張(自分の意見や、守って欲しい事などをここではさもう)
共感(相手の立場にもなってみよう)

※安心と共感がセットの場合もアリ。主張を一番最初に強気に言わないようにすると色々スムーズです👍

コールセンター勤務経験が大いに役立ち、無駄な経験はひとつも無いのだな〜と噛みしめる朝でした☀️


#週1note