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「夏休み不要」という意見を個人的に考察してみた
こんにちは、Mukuです^^
子どもが幼稚園・小中高校生のパパ&ママ、夏休みが開始して既にほぼ半分が経過しましたね!毎日お疲れ様です。
さて、最近SNSでトレンド入りしている「夏休みいらない」問題。
なぜこのような状況になっているのか、個人的に考察していきます。
夏休みっていつからあるの?
夏休みといえば、子どものころは心躍る響きでした。
宿題は後回しにして、趣味や部活に没頭していた記憶があるというパパ・ママも多いのではないでしょうか?
そんな夏休みって、そもそもいつから始まったのでしょうか?
明治維新以降に導入
調べたところ、明治時代の初期から中期にかけて広まっています。
明治維新以降に西洋化が急速に進み、その流れの一環として西洋のサマーホリデーを模倣した夏休みが導入されました。
1898年(明治31年)に文部省(現:文部科学省)が「夏季休業日」を定めており、そこから順次広まったという経緯があります。
導入時の状況
制定当時の日本は、農業が盛んでした。
特に夏は繁忙期であるため、子どもも含めた親族総出で手伝う必要があったのです。
そこで夏休みを定めることで、学業が疎かになる心配もなく繫忙期を乗り切れること、また家族で農作業をすることで家族との時間が必然的に生まれることなどの利点もあって、現在まで続く夏休みは始まりました。
夏休み制定時と現在の違い
夏休み制定時は、西洋の文化を取り入れ家族との時間を大切にすると謳う一方、農業のお手伝いも兼ねて長期休暇になりました。
では、現在ではどうでしょうか?
制定から126年が経過し、当初とは様々な面が変化しています。
変化があった部分を見ていきましょう。
気温
まずは気温の違いです。
制定時の夏休み平均気温はなんと25度!最高気温で36度台でした。。
しかも、最低気温は10度にも満たないという結果でした!
全国での最高・最低気温なので地域によるでしょうが、それでも低いですよね。
一方、地球温暖が初めて警鐘されてから40年ほど経過した現在。
今年は7月の間に既に40度を超えた地域があり、夏休みに入ってからは連日熱中症アラートが出ていますね・・・
北海道でも37度が計測される時代です。
日中はなるべく涼しいところで過ごしましょう。と言われる異常な気温になっています。
節約のために1室だけ冷房を点けたり、お出かけしたりである意味家族団らんにの期間に該当しそうですね。
働き方
次に働き方の違いです。
夏休みが制定された当時は、男性は重労働・女性は家事や織物など家庭で身に付くものを仕事にしているのが一般的でした。
同じような仕事内容を任される場面もありましたが、女性の賃金は男性の半分以下であったそうです。
現在はというと、男女の賃金格差は完全に無くなってはいませんが、かなり縮まりました。
女性が管理職をしていたり、社長になったり、一家の大黒柱だったりしますし、その他の業種でも同じ仕事をしているなら賃金は同じです。
ただ、出産によって部署移動を余儀なくされ、実質降格みたいな話も耳にするのが現状ですね。
「夏休み不要」問題の根源
上記で夏休みが制定された年と現在の違い2つを比較してみました。
良くなった部分もありますが、男女の賃金に差が無くなったということは男性も昇進しにくくなり、思ったようにお給料が上がらないという現実。
そのため、それを補うために女性がフルタイムで働かないと生活ができないようになりました。
そして近年の異常な物価高騰・・・
お昼ごはんで出費がかさ張り、一日中家に居たら水道光熱費が上がり、それをカバーしようと外出してまた出費。
「夏の思い出日記のために」少し遠出してガソリン代やレジャー代も・・・
共働き世帯は学童でしょ?と言われても、お弁当が必須だったり学童費は連休価格。
高学年からは学童拒否もあり、そうすると冷房は常にONになるので水道光熱費がうなぎ登り。
「友達と遊びに行ってご飯食べたわー!」と後から恐怖の請求をしてくる中学生以降などなど。
共働きでギリギリやっていけているという家庭にはもうキャパオーバーです。
都心部以外では登校に30分以上かかる子も多く、猛暑の登校もどうなのかと言われるかもしれません。
それでも、金銭的に限界に追い詰めてしまったがために、「夏休みいらない」と言われる状況を作り出しているのではないでしょうか。
終わりに
夏休み不要問題には様々な考えがあるのは承知しています。
仕事は好きで続けているんだ!という女性が沢山みえるのも承知しています。
女性だけが頑張っているわけじゃない!という男性の声も承知しています。
それでも、ここまで共感されたのには、それなりの理由が存在するはずです。
夏休みがある子どもがいる家庭は、今自分の家はどんな状況なのかしっかり見つめ直す機会になれば幸いです♪
「物価高騰、そろそろ終わって!!」という本音を出して、締めさせていただきます^^
ここまで読んで下さりありがとうございました☆
いつも「すき」をいただけて嬉しく感じ、励みにしています♪